気づけば11月。まだまだ暖かいですからねー。前回は3人でかなりの釣果に恵まれました。まだまだ気温は下がりそうにないですし、夜磯いけますね。
今回はいつもの友人と二人の釣行です。タイドグラフを見ると21時には潮位が80を切るので「禁漁区横の磯」行けそうですね。あそこは魚影がめちゃくちゃ濃いですからねー。大物もいそうだし。
でも、この日は日中から釣りに行けるので夕マズメも捨てがたい。禁漁区横の磯の難点は潮位が下がらないと入れないところ。この日は夕方に満潮になってそこからの下げ。絶対釣れる潮回りなんだよなあ。
そこで以前から気になっていた西川名の「社用下の磯」に行ってみることにしました。
夕マズメは「社用下の磯」、潮が引いたら洲崎の「禁漁区横の磯」の豪華二本立てです。この二つの磯は車で10分ほどでかなり近いので移動も楽ですしね。
問題は40代後半に差し掛かるおっさん二人の体力w 最後までたっていられるのか?笑
釣りデータ
【時間】17:20-20:00(西川名)22:20-0:30(洲崎)
【タックル】3号磯竿 6000番レバーブレーキ 道糸8号 ハリス5号
【付け餌】オキアミ2L
【当日の状況】

釣り場まで
西川名は私のよく行く洲崎の東側に位置します。太平洋側ですね。すぐ隣のエリアなので基本的には地形は洲崎と同じで、砂岩質の低い磯になります。よく滑る磯というのも共通点です。
根が櫛状に入っていて沖からミゾになっている地形が多く、かつ浅いので夜釣りに真価を発揮するエリア。浅場は普段から良型の魚が居着いているわけではなく、夕マズメから夜中にかけてエサを求めて入ってくると言われています。
さらにコマセを効かせることで多くの魚を寄せて、魚が入ってくるルートに仕掛を投入して釣るというイメージになります。
私たちは仕事が終わってから釣りをすることが多いので大体22時くらいからのスタートですが、本来は夕マズメが一番おいしい時間帯。
「社用下の磯」は初場所なのでポイントの見極めが大事になってきます。なので明るいうちに現場をしっかり見ておきたいところ。
友人は遅れるとのこと。なので、先に現地を偵察することにしました。
駐車場所から大きな家の脇の小道を歩いて2,3分でもう海岸です。近い! かなり楽でいいですね。草むらを抜けると洲崎エリアと同様の砂岩質の磯です。
雑誌の写真と見比べてポイントを探しますが、かなり昔の雑誌情報のせいか地形がうまくマッチングしません。うーん、あれかなあ?磯伝いに行けそうだけど、ウェーディングしないと無理っぽい。雑誌ではブーツで行けるって書いてあったんだけど・・・。
ウェーダーに履き替えてチャレンジしますが深すぎてとても渡れません。うーん、ここではないのかな。うろうろしながら釣りが出来そうな岩場に到着。雑誌の写真と見比べますがなんか違う。でもピトンの穴もあるし入っている釣人はいるみたいですね。

よし、ここでやるか。
足場は高くて波もかぶらないし、平らなのでやりやすそうです。ちょっと狭いので入れても2名が限度かな。
釣り座から南方向5mほど先に根があり、外洋側15mほど先にも根があります。点在した根で囲まれているような場所ですね。根の周辺がポイントなのでしょうか。

水深は満潮時で1~1.5ヒロほど。やはり浅いですね。潮位が下がるとダメな場所っぽいなあ。満潮前後がポイントでしょうかね。もうまもなく満潮の時間。さて、釣れるかな~?
いきなり?
磯に上って準備をしていると友人から到着の連絡が。場所を簡単に教えます。まあ、海に出ればすぐ見えるような場所なので迷うことはないですね。
さて、まずは近くの根の周辺を狙ってみますか。少し波があるので3Bの自作ウキでガン玉を針上50センチほどに設定しタナは1ヒロで開始します。
釣り座と離れ根の間は5mほど。その間に仕掛を入れてみると波で左右にフラフラ。しばらく待ちますが反応なし。エサも取られていません。
すると、海岸に友人のライトが見えます。
2投目。コマセを多めに入れて今度は釣り座に近い場所を流してみることにしました。
するとジワーっと沈むウキ。さっと竿を立てると中々の重量感!掛けた場所が近いのですぐに抜き上げます。
上がってきたのはなんと38センチの良型の口太です。

おぉー!すごい。初場所なのでいきなり釣れてしまいました。幸先良いなあ!活かしバッカンに水を入れていると友人が釣り座に到着。いきなりの釣果にびっくりしています。
そして、再開すると同じ場所でまたヒット!すごい笑 しかし残念ながら針外れ。しかしめちゃくちゃヒットしますね。ここ、すごい場所なのでは・・・?
友人のターン
友人は外洋側の15m先の根の周辺を狙うことにしたようです。
すると幸先よくヒット。上がってきたのは口太ですね。32,3センチほどでしょうか。やはりいますねえ。俺も釣るぞ。
するとまたまた友人にヒット。同サイズのメジナを追加。私は逆に沈黙。ぬぬぬ。
そしてさらに友人にヒット!しかもかなり引いています。竿を伸されてはレバーで必死に立て直す友人。いいなあ。
友人の竿は1.75号の磯竿なので大型は抜き上げ出来ません。なのにこういう時に限って二人ともタモの準備をしていません笑 とりあえず何とか寄せる友人。あれ?銀色だな。なんだろ・・・てか、デカイ!
私が海面近くまで降りてハリスをもってなんとかずり上げました。
なんと大型のヘダイ!50センチくらいあります。すげー! ヘダイもいるんですねえ。寄ってきているのかな。

同も友人の狙っている根の周辺に集まってきているようです。その次も友人にヒット。今度は40センチのオジサンです。まだ夏磯な感じですねー。
そして友人はさらにメジナを2匹追加。おいおいまじか。その間、私の釣果はゼロ。くぅーつらい。
「きたっ」という声で綺麗に竿を曲げている友人。しかもかなりの引き。またヘダイなのか?
上がってきたのは40弱のメジナでした。抜き上げ不可のサイズなのでまたハリスをもって手伝うか。ずり上げているとエラのフチが黒い。

えっ尾長じゃん! なんと良型の尾長でした。そりゃー引くわけだ。ここ、尾長も出るんだ・・・。館山ではこれまで大きくても30センチくらいの尾長しか釣ったことなかったので、ビックリです。雑誌にも尾長が出ると書いてありましたが本当だったんですねえ。良い釣り場を見つけました。
友人はさらに2匹の口太を追加。参りました降参です。
気づけば時間はもう19時半。潮位も下がってきましたし、この釣り場は終了ですね。
全部で7匹を短時間で釣りあげた友人。こんなにいらないからメジナ2とオジサンを貰ってくれる?と余裕の発言w 悔しいけどオジサンだけ頂きました笑(メジナ2はリリース)
友人はもう帰っても良くない?笑とか言っていますが、俺は釣り足りないんじゃー!

次の釣り場「禁漁区横の磯」へ向かいます。
17:24 口太38センチ(オキアミ)
謎のG
次の磯に向かうため、大きな家の脇の小道を歩いている時でした。ふと足元を照らしていたヘッドライトの光の中に黒いものが目に入ります。
ん?なんだろ。よく見るとゴキブリでした^^;
じっとしています。・・・てかよく見ると羽がない。えっ何なのコイツ。ゴキブリなの?羽がなくずんぐりとした形です。
よく見ると周りに何匹かいます。げっ気持ち悪い・・・。フォルムが海外にいそうなゴキブリ。
踏まないように気を付けながら車に乗り込み、洲崎西港に駐車して次の磯「禁漁区横の磯」に向かって道を歩いているとまたさっきのゴキブリが^^;
なんだなんだ、外来ゴキブリなのか?しかもまあまあな数がいる。ここ数年館山に通っていますが初めて見たなあ。
家に帰ってから調べると「サツマゴキブリ」というゴキブリで外来種ではないようでした。しかもそこそこの値段で取引されています。触るのはちょっと無理だなあ^^;
興味ある方は「サツマゴキブリ」で検索してみてください。なかなかなビジュアルなので閲覧注意ですが笑
第二ラウンド「禁漁区横の磯」
到着したのは21時過ぎ。潮位もかなり下がっているので暗闇の中でもウェーダーで楽々と渡ることができました。ルートも完全に覚えましたね。

とはいっても一人で行くような場所ではありませんね。単独ウェーディングは怖すぎるw
磯に上がると波は前回よりも穏やかですね。この間メジナがたくさん釣れた外洋側に釣り座を構えることにしました。
友人はもうすでにかなり釣っているので、のんびりと準備。私はまだ1匹。このままじゃ帰れない!
引き波に合わせてコマセを急ピッチで撒いていきます。浅いのでコマセが効くまでは釣れないですしね。
前回の釣りでここはかなり浅いことは分かっているのでタナは矢引で挑むことにしました。10mほど先にある根の周辺を狙っていると・・・すぐにヒット!上がってきたのはメジナです。33センチくらい。よっしゃ。
コマセが効いてくるとそこらじゅうがヒットゾーンになります。仕掛けを入れるとまたすぐにヒット。すごい。入れ食いだ。同サイズを3匹追加。
うーん嬉しいけどサイズが出てほしいなあ。釣れすぎると人間欲が出てきます笑
沖の方はどうかな。20m先にある根の周辺を狙います。前回38の口太が釣れた場所。するとスッと沈むウキ。きたっ!竿を立てるとあまり重量感はありませんが、まあまあの引き。あーこれは。
やっぱりイサキでした。30センチほどですね。今年は本当にイサキが多い。まあ美味しいので30センチ超なら大歓迎です。
沖側を狙い続けるもこのイサキ以後は沈黙しました。
ついに大物ゲット
目の前は中型メジナ。沖はアタリなし。さーてどこ狙うかな。
いつもは目の前と左側を狙うのですが、右側は狙ったことはあまりなし。なぜかというと右側は小さな根が点在していて浅く見るからに根掛かりしそうな場所なんです。
海面に出た小さな根が道糸に高絡みするリスクもあるので狙っていませんでした。真っ暗なのでラインメンディングで絡みを回避することもできませんしね。
ですが、中型メジナに囲まれている状況。試しに狙ってみるか。ゴロタの要領で竿は高めに上げて道糸を高く保ちウキを流してみました。
ウキは潮の流れて右から左へ戻ってきます。なんだ結局同じ場所に戻っちゃうのかと思った瞬間
流れていたウキがピタッと止まります。ん?怪しい。
するとモジモジした後すーっと沈んでいきました。
おっ!竿を立てようとした瞬間、ガツンッと強烈なアタリ!重い!かなりの重量感です。ぐぐっと右側の浅瀬方向に走った後、今度は一気に左側に20mほど猛ダッシュ!凄まじいパワー!
「ぬぅわああああああ!」思わず口から漏れる唸り声。人間必死だと勝手に声が出るんですね。
懸命に竿を立てて走りを止めます。おっ弱まった!チャンス!リールをゴリ巻きにしてなんとか寄せ・・・られない!今までにない凄まじい引き。これはついにコロダイとか来たか!?
ドキドキしながら次の走りに備えながら踏ん張っていると意外とおとなしくなってきました。あれ?笑
粘りもなくそのまま寄せて磯にずり上げることに成功。なんだなんだ何の魚?
見ると銀色の魚体。あれ?さっきみたような・・・笑

なんと夕方に友人が釣りあげたのと同じサイズのヘダイでした。大きさは50あるなしかな。友人の方が少し大きい気がする。
嬉しいけど、二番煎じな気がして複雑な心境^^; でも初速のすごい引きを堪能できたので楽しかったー!
この後も当たりは続きましたが、大物は出ず中型のメジナばかり。

友人の方を見に行くと30前後のメジナを釣ってはリリースを繰り返していました。同じ状況ですね笑 ただ、途中で尺メバルが出たみたい。いいね。
まだまだ釣れそうですが、これ以上魚を持って帰ってもなあ。コマセを急ピッチに撒ききり終了です。
メジナは二人で10匹以上はリリースしたかもしれません。お持ち帰りの魚たちはコチラ。

前半の「社用下の磯」では友人に大敗しましたが、「禁漁区横の磯」でなんとか面目を保った感じです。ふー危なかったぜ。
やはりこの磯は魚影の濃さはピカイチ!今度は冬にも来てみたいですね。
22:26 口太33センチ(オキアミ)
22:39 口太32センチ(オキアミ)リリース
22:43 口太34センチ(オキアミ)
22:49 口太33センチ(オキアミ)
23:16 イサキ30センチ(オキアミ)
23:43 ヘダイ49センチ(オキアミ)
23:50 口太30センチ(オキアミ)リリース
23:52 口太31センチ(オキアミ)リリース
0:05 口太30センチ(オキアミ)リリース
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