館山 洲崎 禁漁区横の磯(3)2024.4.30(前編)

釣行記

最近ここばかり来ていますね、洲崎の「禁漁区横の磯」

いやー釣れるんですよね。潮位が80センチ以下でウェーダーでしか入れないからか、魚影がハンパなく濃いです。

なのでまた来ちゃいました。今回は日中の14:40に干潮となる潮回り。そのため、昼過ぎから夕マズメまでの釣りですね。

その後は「洲崎西港遊歩道先の磯」で夜釣り予定です。体力は果たして持つのか・・・?

釣行記が長かったので2つに分けました。こちらは日中の釣行記となります。

釣りデータ

【時間】14:00ー19:00

【水温】18.4℃

測定したのが夜なので、日中はもう少し高かったかもしれません
タックル

1.25号磯竿 2500番レバーブレーキ 道糸2.5号 ハリス1.75号 夕マズメ2号

【コマセ】オキアミ3kg グレパン

【付けエサ】自家製オキアミハード コマセのオキアミ(エビシャキ漬け)

【当日の状況】

下道で館山まで

ふと1回の釣行費用を計算していたのですが、なんと全体の7割が交通費を占めることが判明。高いですねえ・・・。まあ、ガソリン代は仕方ないとして、高速代は節約できるよね?

ということで、往路を下道で行ってみることにしました。

GW期間に入っているので千葉市内は道が混んでいましたが、千葉市を越えて国道410号と465号に入るとかなり道が空いています。ただ、この日はGW期間とはいえ一応平日です。土日だと結構混むかもしれませんね。

途中で激しい雨に見舞われましたが、特に急いでいるわけでもありませんのでのんびりと車を走らせます。うん、悪くない。時間に余裕があるならこれからも行きは下道だなー。

今回は内陸部の道を選びましたが、今度は海沿いを走ってみたいですね。長時間運転となりましたが、なかなか楽しかったです。

車を走らせること3時間半。やっと館山に到着しました。

ヤックスドラッグと併設されたアタック5

今回はいつもの「マリンスポット釣吉」さんではなく、「アタック5(ヤックスドラッグ併設)」さんでオキアミを予約。

ここも24時間営業で、オキアミの解凍もしてくれます。しかもオキアミが税別980円とかなり安い!品ぞろえも良いですねー。なかなかオススメです。

店内であるものを発見。実は前から試してみたかった「エビシャキ!」です。

これ、オキアミに漬け込むと付け餌のようにシャッキリするという代物らしく、試したかったんですよね。エサは自家製加工ハードオキアミとマルキューの「生イキくん」を併用していたのですが、「生イキくん」は結構高いんですよね。たしか、500円くらいかな。

エビシャキもほぼ同じ値段です。解凍したオキアミから付けエサに使う分だけ漬け込めばいいので、「生イキくん」は買わずに済むのではと考えまして。

この分量であれば10回くらいは使えそうですね。

早速購入してみました。説明書を読むと解凍したオキアミを約10分ほど漬け込むとのこと。あまり長く漬け込むと固くなりすぎるみたいですね。

オキアミブロックから形のよいオキアミを選別し漬け込み開始。待つこと10分。

液体を捨ててオキアミの硬さを確認します。

うーん?若干固くなったかも。もう少し長い時間漬け込んでも良いかもしれません。ちょっと微妙な仕上がりですが、付けエサとしては使えそうかな。果たして釣れるかな?

準備を終えて洲崎西漁港まで車を走らせることにしました。

単独渡河

午前中に降っていた雨も上がってきました。曇天ですが釣りにはちょうどいいですね。洲崎西漁港に到着したのは13:30ごろです。

GW期間中だからか港の関係者は誰もいませんね。荷物をまとめてウェーダーに履き替え禁漁区横の磯に向かいます。

風は多少ありますが、海は穏やかですねー。前回、前々回はかなり荒れていてやりにくかったからなあ。穏やかなのは初めてです。釣果に影響するのかな?

右奥に「禁漁区横の磯」が見えています

歩くこと5分。「禁漁区横の磯」が見えてきました。

友人は後で合流するので、最初は単独釣行になります。ソロでのウェーディングが少し不安ですが、日中だし潮もかなり引いているので大丈夫なはず。

奥に見える磯に渡らなければなりません。もう少し近くまで歩いてからアイゼンを装着するか。

と、磯を歩いていると・・・。

スッテーン!

見事に足を滑らして転倒。右手に持っていたロッドケースがクッションとなり、ケガはしなかったものの完全にすっ転びました汗

いやー危なかった・・・ドキドキ。見た目は滑るような岩肌ではなかったので完全に油断していました。

気を取り直してアイゼンを装着します。よし、これなら滑らないぞ。

こういう黒い部分ですっ転びました。アイゼンだと滑りません。

ウェーディングで磯へ渡っていきます。もう3回目ですからね。ルートはかなり覚えてきました。

左奥に見える3つの根の右側が浅くなっています。
水がきれいですねえ。
潮位40cmくらいですね。水の流れはほとんどありません。
この岩に上って磯に上がります。

ふぅーなんとかウェーディング完了です。これくらい潮が引いていると怖さは余りありませんね。

やはり波はほとんどありません。なかなかやりやすそうですなー。

奥に洲崎西漁港が見えますね
海側です。奥のミゾで釣りをします。

ミゾの海側を開拓

磯を南方向に渡るとミゾがあります。今回の釣りポイントはここです。日中は初めてですが釣れるのかな。

ミゾの陸側
ミゾ真正面

かなり海が穏やかなので、偏光グラスで海中の様子を見てみると・・・。

思ったよりもミゾの中に根が入り組んでいますね。前回釣った磯際周辺はすぐ近くに根があり、根掛かりの危険が高そうな感じ。

まずは水深を測っていきます。

干潮に近いということもありますが、陸側は深いミゾでも1.5ヒロ程度。海側になるとミゾの中心で2.5ヒロと結構深いですね。

よし、まずは海側のミゾ周辺を狙ってみますか。

第一投目。仕掛けがなじんでしばらくするとウキがススーッと沈みます。合わせると小さなスズメダイが。うぁ・・・こういうのいるのかあ。

水温も高いですからね。エサ取りが多くなってきたかも。

海側は磯際から3mほどは浅く、そこからは深くなっています。

磯際から3mほど先で色が変わっていますよね。そこがかなり深いポイントです。

地形の変化している際の底を狙っていきます。タナは2ヒロに設定。

うーん。反応ないですね。たまに沖からウネリが入ってきて仕掛けが安定しません。しかも根掛かりでお気に入りの自作ウキ(ロング)をロスト・・・。

うーくそ。むずいな。コマセを打ちつつ色々と攻めてみますが当たりはありません。

そして更に自作ウキをロスト。だーダメだ!場所を変えるか。

いつもの場所で

いつもの陸側のポイントに移動しました。今までは荒れていた時にしか来ていなかったので、海中の様子がよくわかりませんでしたが、今回は穏やかなのでよく見えます。

中心に深いミゾ(1.5ヒロ程度)が走っており、その中に根が点在している

ミゾの中に沈み根が見えますね。おーこんな地形になっていたのか。よし、沈み根周辺を狙ってみるか。

タナを1.5ヒロにして沈み根周辺にコマセを利かせていきます。ガン玉はG3のみ。

30分ほどは全く反応なし。うーん。やっぱり日中はダメなのかなあ。段々不安に襲われていきます。

反応がないので沈み根と磯の間のミゾを狙ってみることにしました。

仕掛けを投入して10秒ほど流していると、ウキがじわーっと沈みます。お?

グッと合わせると中々の引き!おぉーやったぜ!チラリと魚が見えます。ん、茶色?

上がってきたのは・・・

アイゴー

はい、アイゴでしたw

久々に釣ったなあ。相変わらず引きが強い。ヒレの毒に気を付けてリリース。

次にまた同じポイントを狙います。すると、またもやウキがジワーっと沈みます。またアイゴか?

そこそこの重量感ですが、あまり引かない。なんだろ?

ブダイでした。まだ釣れるのね。

30センチほどのブダイでした。春でもまだ釣れるのか。小さいですがキープします。

ここで、北側から吹いていた風がパタリと止みます。う、暑い・・・。ウェーダー着ているので余計暑いですね。水分を補給しながら、いったん休憩。

外洋側のポイントを見てみると、前回と違って波がありませんね。こちらは浅く根が点在しているような地形。夜釣りならこっちだよなあ。でも今回は潮回り的に夜まで滞在できません。

夏の夜釣りで一度チャレンジしてみたいですね。

左側が外洋側です。

空からの強襲!

風がやむと同時に波が高くなり海が荒れてきました。ちょっとやりにくい。

さっきのポイントも大きなうねりが入ってサラシが広がっていますね。お、これは逆にいいかも?

沈みに周辺に仕掛を投入してすぐ、仕掛けがなじむ前に潮受けゴムがスーっと横に走ります。アタリだ!

グッと合わせるとそのままスッポーンと抜き上げてしまいました。なんだ?

真正面からのフグ

フグかい!めっちゃいいアタリだったんだけどな笑

でも活性が上がってきた気がしますね。再度同じポイントを狙うと今度はなかなかの引き。これはフグじゃないぞ。

手の平サイズの尾長

今度は尾長でした。手のひらサイズですね。リリース。良い感じだ。

次もまた同じポイントでヒット!調子出てきたぞ。お・・また尾長か。小さいなあ。

と、そのまま抜き上げて持ち上げた時でした。

後方から「バサバサッ」とすごい勢いでトンビが空中の尾長を強襲!

尾長を掴もうとしてラインに引っ掛かるトンビ! おいおいマジか。トンビからするとラインが見えなかったんでしょうね。いきなりラインに当たってびっくりしたのか、そのまま逃げていきましたw

そして衝撃で針が外れオートリリースされる手のひら尾長。まー手間が省けてよかったw

空を見上げると、またさっきのトンビが旋回しています。こいつ狙ってやがるな・・・。ただ、ラインに絡まったのがよほど怖かったのかその後は襲ってきませんでした。

そしてヤツが現れる

海がどんどん荒れてきていい感じにサラシが広がっていきます。

コマセが利いてきたのか、沈み根周辺にアタリが集中していますね。仕掛けを投入してすぐ潮受けゴムがすごい勢いで横に引き込まれていきます。

アタリだ!グッと合わせると、凄まじい引き!えっヤバイなんだこれ。

右に左に走っていき・・・針外れ

ぎゃーやっちまった。何だったんだろう・・・。すごい引きでした。

気を取り直し再開。コマセを打っていると偏光グラス越しに海中に大きな魚影が見えます。なんだ?

うーん。よくわからないけどメジナではありません。細長い・・・もしかして。

仕掛けを投入して様子を見ます。が、次に釣れたのも木っ端尾長。ありゃーおかしいな。活性が上がってきたのが木っ端尾長やベラがどんどん釣れます。釣れるのはいいけどサイズがでない・・・。

仕掛けを投入しなじむのを待っていると、潮受けゴムがスパッと横に引き込まれます!きた!

すごい引き!絶対さっきのやつだ!根に突っ込むというよりもやたら左右に走ります。やばい、1.75号ハリスだから切られそう。

レバーを駆使し、やり取りすること5分ほどでしょうか。やっと姿が見えてきました。

その姿は・・・

凄まじい引きでした笑

やっぱりお前かーーー!

はい、ボラでーす。ワンチャン、ヒラスズキかもとドキドキしていた自分が恥ずかしい!笑

50センチほどですね。冬に川下港で釣ったボラは美味しかったので、どうしようかな。念のため活かしバッカンに入れてキープするか。

でも、良い引きだったので非常に楽しめました。

17時ごろになり友人と合流。夕マズメに向けてラストスパートを掛けていきます。すでに上げ潮なので19時には撤収したいところ。

ここからはメジナが良く釣れました。足裏サイズがほとんどでしたが、30前後の尾長を私が1枚、友人が2枚釣りあげたところでタイムアップ。

どんどんメジナの型が大きくなってきてたので、まさにこれからの時間というところでしたが、潮位が上がりすぎると帰れなくなるので仕方ありません。「禁漁区横の磯」は撤収し、「洲崎西遊歩道先の磯」で夜釣り開始することにしました。

あ、エビシャキでも十分釣れました!w 結構使えそうですね。

後半へ続きます。

前半の釣果

15:00 アイゴ33センチ(自家製オキアミハード)

15:03 ブダイ29センチ(自家製オキアミハード)

16:05 ボラ50センチ(オキアミ+エビシャキ)

17:43 尾長メジナ30センチ(オキアミ+エビシャキ)

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