館山 洲崎 禁漁区横の磯(4)(2024.10.22)

釣行記

秋は夜中に干潮が来る季節ですよね。なので潮位が下がると入れる鴨川の「小湊」の磯に行こうと計画を立てていたのですが、予報だと波の高さ2m超。

これは厳しい。太平洋側が軒並み波がたかいですねえ。となると洲崎か館山湾側かな・・・。

今回は私と同行者2名の計3名での釣行なので、できればキャパの大きい磯が望ましいです。

と、悩んだ末決めたのは、洲崎の「禁漁区横の磯」です。ここは潮位80センチ以下じゃないと入れない磯。しかもルートもわかりづらく入磯の難易度高めです。

過去に3度ほどいきましたが魚影の濃さは折り紙付き。だけど夜は行ったことなかったんだよなあ。暗闇の中のウェーディングがちょっと怖いですが、3人なのでなんとかなるか、ということで行ってきました。

釣りデータ

【時間】22:30ー5:00

【水温】測り忘れです。最近マジで忘れちゃう・・・。

【タックル】3号磯竿 6000番レバーブレーキ 道糸8号 ハリス5号

【付け餌】オキアミ2L

【コマセ】夜釣りパワー白 オキアミ3kg アミエビ1kg

【当日の状況】

夜中に干潮になる秋がオススメの磯です

釣り場まで

洲崎西港に到着したのは21時過ぎごろ。少し早いですが準備をしつつ同行者を待ちます。

真っ暗です。

港を見ると堤防で夜釣りをしている人がいますね。電気ウキの赤ライトが堤防内を漂っています。港内はたまにうねりが入ってきているので凪ではなさそうですね。夜釣りは荒れていない方が釣果が出やすいので少し心配だな・・・。

準備をしていると同行者たちが到着しました。さっそく磯に向かっていきます。

お目当ての磯にたどり着くには10mほどのミゾを渡る必要があります。磯に向かうにつれて徐々に深くなっており、ルートを間違わなければ潮位80センチでなんとか渡れるといった感じです。

初見ではまず渡るのは難しい場所。我々はすでに3回渡っていますが、今回は初の夜での渡り。まあ、大丈夫だろうと楽観していましたが・・・。

渡る箇所に到着しましたが、やはり真っ暗なのでよくわかりません。初暗闇ウェーディングだからかまったくルートがわからんw

こいうところを渡っていきます。渡るミゾには波は入ってこない(別の日に撮影)

荷物を降ろしライジャケとウェーダーの身軽装備になって3人でライトを照らしながらルートを探しますが、どこも深く渡れそうにありません。

ルートを誤るとかなり深いです(別の日に撮影)

一旦集まって作戦を立て直すことにしました。タイドグラフをみるとそもそもまだ水位が100センチくらいあります。渡るには早すぎですね。

地図でルートを再確認し、22時ごろまで待つことに。磯を眺めながら3人でどこを狙うか、何が釣れるか釣り談議に花が咲きます。楽しいひと時ですね~。

ふと時間を見ると22時。よし、渡るか。水位はかなり下がってきています。深いところで腰上あたりでしたが3人でワーワー騒ぎながらもなんとか渡ることに成功しました。結構楽しかったw

磯に上がってみるとメイン釣り場となる左側のミゾは結構なうねりが入っています。外洋側もまあまあな波。やりにくそうですが、時間はたっぷりあるので収まるのを祈りつつ釣りの準備開始ですね。

前半は・・・

一人はミゾに入るとのこと。私ともう一名は外洋側で釣り座を構えることにしました。

ミゾ側の狙うポイントは磯際となります。ミゾの中心で2~3ヒロ。狙う箇所が明確でわかりやすいのですが、ウネリが入っていると仕掛けを磯際キープが難しい場所でもあります。今回はウネリが強めなのでどうでしょうかね。

ミゾ うねりがあるとやりにくい(別の日に撮影)

外洋側は水深も浅く、岸から10mくらいに駆け上がりがあり、そこを狙うと釣れるという雑誌情報。私は過去に1度だけメジナを釣ったことがありますが、実績はほぼない状態。

ただ、夜は浅場の方が大物が狙えるのは事実。外洋側には至る箇所に根が点在しているので夜釣りならコチラだと思うんですよねえ。なので、今回は外洋側をを攻めてみることにしました。

外洋側 浅いので波が高くなりやすい。凪がベター(別の日に撮影)

足元にコマセを打ちつつ、駆け上がりらしき場所に仕掛を投入し開始です。さー釣れるかな。

暗くなってから磯に入っているので正直海中の様子はよくわかりません。駆け上がりらしき場所は全然反応がないので、前回唯一釣った手前5mほどを狙ってみることにしました。

ところがこれが大失敗。沈み根があったようで早速根掛かり・・・。そして仕掛け全ロスト。ふー。落ち着け。

するとミゾ側の同行者は釣れたようです。見に行くと30センチくらいの口太です。すでに2枚。やるなー。

それを見たもうひとりの同行者もミゾでやると移動していきました。ついに私一人。さて、どうするかな。

外洋側は狙うポイントが正直いまいちわかりません。うーん。フカセ師としては邪道ですが、このまま釣れなかったらどうしようと弱気になってしまい、一旦カゴ釣りにチャレンジすることに。これならコマセをポイントで利かせられるので釣れるはず。

先ほど仕掛けを全ロストしたので丁度いいですね。カゴ仕掛けを組み、潮が下がってきたので釣り座をさらに奥側に変更することにしました。

カゴ釣りにて

移動先の釣り座は潮が下がらないと入れない場所です。そもそもここの磯は低いのですが、この場所はさらに低く潮位が高いと波が這い上がってしまうような場所。

ただ、10mほど先に大きな根が2つあります。さっきよりも狙う場所が明確な分やりやすそうですね。

水深は先ほどとあまり変わりません。タナを矢引に設定して開始します。もはやカゴ釣りとはなんなのか、という感じですがw

根と根の間を狙って仕掛けを入れていきます。さっそく2投目で根掛かり。なんとか仕掛けをロストせず回収できましたが、根の近くはかなり浅いな・・・やりにくい。

カゴなので無理に攻めることはできません。根と根の間の中央を狙っていくことにしました。

するといきなりウキがひったくられます。やった!竿を立てるとそこそこの引き。上がってきたのは30センチほどのイサキでした。

結構立派な体格です。いやあ釣れてよかった。坊主は免れたな。

同じ場所を攻めているとさらにもう一匹追加。同サイズのイサキですねー。イサキは美味しいので嬉しいのですが、引きはあまりないので釣りものとしては少し物足りないですね。

よし、タナを深くして遠投してみるか。カゴはやっぱり遠投でしょ!

根の先の30mほどの位置に投入してみました。ところがこれが大失敗。どうやら沈み根があったようでガッツリ根掛かりして仕掛けを全ロスト。はい、本日二回目。くっそー。まあ、カゴ釣りも飽きてきたので丁度いいか。

気を取り直してフカセ釣りを再開することにしました。

メジナラッシュ

釣り座を移動せずこのままでフカセを開始します。潮は下げでさらに浅くなりそうなのでタナは矢引にして、手間10mの範囲を狙っていくことにしました。

風がかなり強くなってきましたが、風裏なのでなんとかやれそう。今年は気温が高いので10月の夜の強風でもそこまで寒くはありません。

波も潮位が下がるとともに落ち着いてきました。これはチャンスかも。

コマセは引き波に合わせて足元に打ち、カゴでは狙えなかった根の周辺を中心に仕掛けを入れていきます。

ウキは自作の大型ウキ。4Bと浮力は高めですが荒れた海況でもしっかりと波に乗ってくれて使いやすいですね。我ながら良いウキだ笑

すると、ウキがじわーっと沈んでいきます。グッと合わせると小気味良い引き!メジナだ!

上がってきたのは30センチほどの口太でした。

よしよし、いいぞ。やはりカゴよりも微妙なアタリがわかるフカセ釣りの方が私には向いていますね。楽しい!

コマセが利いてきたのかまたもやメジナが釣れます。さっきよりもサイズアップ。

いやー楽しいですね。同行者2名を見に行くとミゾ側は逆にアタリが途絶えたそう。外洋側良い感じだよと伝えて再開します。

こんどは沖の沈み根付近を狙ってみるか。投げると磯際のドンピシャに着水!良いところに入ったな。

ウキが浮かんでくるのを待ちますが、そのまま沈んだまま、、、もしや?竿を立てると魚の重量感!落ちパクというやつですね。

しかも結構引きます。竿を立てながら寄せて磯にずり上げてみると37センチの良型クチブトでした。よっしゃ。

今日一の口太

ここからは断続的にヒットする状況となり、バラシもありましたが7匹のメジナ(すべて30オーバーで尾長もいました)を釣ることができました。

同行者2名もこちらに移動してきてメジナをどんどん釣っています。なんと良型のアカハタも!

実は私、千葉ではアカハタ釣ったことありません。伊豆大島や静岡ではあるのですが何故かホームグラウンドの千葉では釣れないんです。個人的にはアカハタは中華風酒蒸しが最高かな。

しかし、数は出ますが型がでませんなー。大物はいないのかな・・・?

大物・・・?

もうお土産としては十分すぎるくらいですね。時間も3時を回っています。潮は上げはじめ。休憩がてら磯を散策することに。

さて、友人たちはどうかな。お、何やら掛けたみたい。竿をがきれいに曲がっています。でかそう!

必死に竿を立てていますが、グッと伸された瞬間にハリス切れ・・・。かなり叩いていたそうです。なんだろタイ系っぽいなあ。フエダイいるのかな。いよいよ大物が集まってきたのかもしれません。

よし、再開するか。

正直もうこれ以上メジナはいらないので、外洋側ではなくあえてミゾ側を攻めてみることにしました。

ミゾ側は波も収まってきたのかウネリもなくてかなりやりやすくなっています。磯際をオキアミを付けて流してみることにしました。コマセもほとんどないので、餌のみで流している感じですね。

釣れても釣れなくてもどっちでもいいしなー、とぼんやりウキのミライトを眺めていると思わず睡魔が・・・。

徐々に明るくなってきました。

はっヤバイ落ちそうになった。ふとウキを見るとありません。あれ?どこ行った?

竿を立てると魚の重量感!うわっ釣れてた笑 そこそこ引きますが3号竿なのでよいしょっと抜き上げ。

おや、なんだろ?あっメバルだ! 測ってみると丁度30センチの尺越えメバルでした。

ここ、雑誌でも大型の根魚(メバル、ソイ)が出ると書いてあったけど、本当に出るんだなあ。ビックリしました。

ついにコマセも撒ききり終了ですね。最後によい魚がゲットできたぞ。時間は少し早いですが引揚げましょう。

三人の釣果はこんな感じでした。すばらしい!

ヘッドライトの電池切れで暗いです。
こちらが私の釣果。いっぱい釣れました。満足満足

大型は出ませんでしたが大漁でした。やはりこの磯はいいですね。大物もいそうだしまた来ます。

釣果

0:17 イサキ33センチ (オキアミ)

0:30 イサキ34センチ(オキアミ)

1:00 口太30センチ(オキアミ)

1:17 口太32センチ(オキアミ)

1:25 口太32センチ(オキアミ)

2:22 口太37センチ(オキアミ)

2:52 口太33センチ(オキアミ)

2:59 口太31センチ(オキアミ)

3:12 尾長30センチ(オキアミ)

4:32 尺メバル30センチ(オキアミ)

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