南房総 川下漁港 釣行記(2024.1.28)

釣行記

最近ブダイばっかり釣っています。というか令和6年に入りまだメジナ釣れていません💦

ですが、家族内ではブダイが非常に人気でして、特にブダイのから揚げが絶品なんです。醤油とみりんとお酒とショウガで数時間漬け込み、片栗粉を付けて揚げるだけなんですが、魚と鶏肉の間のような触感で、ジューシーさもありめちゃくちゃ美味しいんです。

今度はてんぷらにも挑戦したいよねーとか話してたら、子供がブダイを釣りたい!と言い出しました。調べると天候も穏やかだったので館山にブダイ釣りに行くことにしました。

釣りデータ

【時間】10:00-14:00

【水温】14.0℃

ネット情報だと16℃でしたが、現地は14℃とかなり冷たい潮でした。
タックル

1.25号磯竿、2500番レバーブレーキ 道糸2.5号 ハリス1.75号

【コマセ】オキアミ3kg グレパン(マリンスポット釣吉オリジナル)

【付けエサ】ノリ くわせオキアミハードM

【当日の状況】

釣果

13:20 ボラ48センチ <オキアミ>

マラソン大会で釣り場難民

子供と一緒なので日中のみの釣行です。ブダイ釣りには正直コマセは必要ないのですが、一応オキアミの解凍をマリンスポット釣吉に予約しておきます。

高速で向かう途中、電光掲示板に「館山市内一部交通規制」の文字が。え、なんか嫌な予感・・・。

PAに車を止めて調べると、どうも「若潮マラソン」というマラソン大会の日のようです。通行規制道路は・・・うわ!完全に釣り場へのルートじゃん。急げば規制前に抜けられそうですが、帰りに規制に巻き込まれる可能性もありそうです。

第44回館山若潮マラソンHPから引用

どこに行くか考えながらマリンスポット釣吉に到着しました。コマセを買う時に、ふと店主にマラソン規制のかからない良い場所はないか聞いてみました。

(店主)「最近はクロダイ釣れてるよ。西浜の3つの堤防の場所がいいね。一人で8匹あげているような人もいるよ。」

(私)「今日は昼間だけの予定なんですけど、それでも釣れますかね?日中はあまり自信がなくて・・・」

(店主)「あのね、夜の方がよく釣れるとか、濁っている方が良いとか言う人がいるけど、日中の澄んでいる潮でも全然釣れるんだよ。魚って食いの入る時間があって、その時間まで待っていれば釣れるんだよ。むしろ水は澄んでいる方が良いくらいだよ。」

うーん、深い。私のように釣りテクにあまり自信のない人間は、どうしても魚の警戒が薄れるであろう夜とかサラシとか濁りの状態を気にしがちです。正直、日中で夜釣りほど釣れる気はしないです笑

でも、そうじゃないんでしょうね~。ただ、店主には言いませんでしたが、釣りの腕がある一定以上の人に言えることじゃないのかなあと心の中で思っていました笑

まあ、夜釣りばっかりやっていても釣りの腕が上がらないのはわかります。夜は暗くて見えないので、細かなライン操作やコマセワークができません。なので、どうしても雑にやっちゃうことが多いです。昼間に釣りで腕を磨き、夜釣りに活かして釣果を伸ばす。まあ、結局夜釣りは大好きなんですがw

特に冬の時期は夜釣りなんて寒くてできないので、腕を磨く良いチャンスですしね。

ということで、ブダイではなく店主おススメの堤防でクロダイを狙ってみることにしました。子供はブダイが良かったと残念そうではありましたが笑

ところが、西浜に向かってみるとどの堤防にも人が2~3人入っています。これは厳しい。西浜手前の丸山堤防も覗きましたが同じような状況です。

日曜日なので朝から入っていないと厳しいですね。完全に釣り場難民です。困った。洲崎方面はマラソン大会のため行くことはできません。うーんどうしようか。

あまりいい思い出はありませんが、南房総市の川下港に行くことにしました。太平洋側なのでうねりが入りやすいのですが、今日は凪の予報なのでなんとか行けそうです。しかも磯が隣接している堤防なのでブダイも狙えそう。

子供との釣りなので磯釣りは流石に厳しいですけどね。堤防内でならいけるかな?

川下港はメジナで有名な場所ですが、私はあまり釣れた覚えがないんですよねー。苦手意識のある場所です。でも思い切って向かってみることにしました。

ブダイ釣り

到着したのは9時半ごろ。海は穏やかでいい感じです。風はほとんどありません。磯を覗いてみるとすでに2名の釣り人が入っています。堤防側は誰もいません。よし、ここでやるか。

堤防とはいえ、釣り座までは少し磯の上を移動する必要があります。結構滑るので危ない。ヒヤヒヤしながら子供と一緒に釣り座に移動しました。

磯側から回って堤防に移動します。

港から海に続く船道の両側が沈み根になっているので、その沈み根の際に仕掛を流していきます。しかしアタリはありません。ここにはいないのかなあ。1時間半ほど粘りますが全くダメですね。水温も14℃ですから活性が低いのかもしれません。

波は全然ありません。結構すぐうねりが入る場所なので珍しいですね。

水が澄んでいて偏光グラス越しだと海中の様子がよくわかります。砂地に岩礁が混じる地形ですね。魚は全く見えません。岩礁帯には海藻がかなり茂っていますね。海藻がたくさんあるところに、ブダイのエサであるノリを付けて漂わせても気づかないのかもなあ。

子供は釣れないので飽きてきた様子。とりあえず早めの昼ご飯にしていったん仕切り直しますか。ODOYAで買ったお弁当を食べます。子供は何故かたこ焼きを選んでいました。うーん美味い。

フカセ釣り開始

昼ご飯を食べてリフレッシュしたところで再開します。ブダイはあきらめ、通常のフカセ釣りをすることにしました。堤防の先端周辺にコマセを利かせていきます。

堤防先端は水深は2ヒロ半くらいとそこまで深くはなかったです。

すると、チラホラ魚が見えてきました。水が澄んでいるのでよく見えます。あれは・・・フグだな。しかもでっかい。メジナ、クロダイはいないのかなあ。

エサもまったく盗られません。コマセを撒きつつ魚が寄ってくるのを待ちます。

干潮から上げに入ったころ、かなり大きめのメジナ2匹がうろうろしだしました。コマセをつついています。あれは40以上はありそう。

付けエサは相変わらずとられませんが、魚が段々出てきました。気づけば35~40ほどのメジナが5~6匹、クロダイっぽい姿もたまに見えます。

これはチャンスだな!見える魚は釣れないと言いますが、店主に言われた「日中の澄んでいる潮でも全然釣れるんだよ。魚の食いのはいる時間帯まで我慢するんだ」という言葉を思い出し、気合を入れます。

この時、海底までのタナは2ヒロ半、底ぎりぎりのタナを攻めています。潮は右から左、左から右とフラフラ変化しています。相変わらずエサは全く取られません

澄み潮だから見切られているのかな。コマセを撒いて付けエサを投入していると、あることに気づきました。付けエサの方が沈降速度が速い。

ラインを張るために針から40センチほど上にG6のガン玉を打っています。それが原因でマキエより付けエサが早く沈んでいるのか。そこに違和感を感じて食わないのかも・・・。

思い切ってガン玉を外して出来るだけ自然な沈降になるようにしてみました。ですが、相変わらずエサは残ります。

うーん。海中をよく見ると魚たちは中層にいる気がする・・・。コマセで活性が上がってきて浮いてきたのかな。なので、タナを1.5ヒロに調整してみました。

すると、ウキに微妙な反応が!掛かりはしませんでしたがエサは取られています。おーいい感じだぞ。エサを口に入れているようなので、後は微細なアタリを取るだけですね。

ラインが張るタイミングにコマセと付けエサが同調するようにライン操作していきます。

すると、ウキが微妙に沈みます。ガッと合わせると強烈な引き!

やった!てか、でかいぞこれ!1.75号のハリスなので無茶はできません。左右に走る走る!あれ?、メジナ、クロダイじゃない?特有の突っ込みがありません。

走りをいなしていると、だんだん浮いてきました。ちらっと見えたのは銀色の魚体。しかも長い。ヒラスズキか?このエリアはヒラスズキも良く釣れると聞きます。

ドキドキしてきました。頼む!バレないで!

子供にタモを取ってもらい魚が上がってくるのを待ちます。ついに見えてきたぞ・・・。なんと・・・

「ボラ」でした。。。チーン。

めっちゃ引きました。

ま、まあいいか。とりあえずタモ入れして引揚げます。50くらいのボラですね子供は大きな魚に大喜び。しかし、ボラか・・・。

見るときれいなボラです。ここは太平洋に面する房総半島最南端の港なので水質は非常に良いです。なので、ちょっと悩みましたがお持ち帰りすることにしました。冬のボラは寒ボラとも言いますし美味いとも聞きます。

釣りを再開しましたが、ボラとのバトルで場が荒れたのか魚が全く見えません。コマセを撒ききり14時に終了です。

いやーボラ1匹のみでしたが、いろいろ考えて釣りあげた一匹だったので、すごく楽しい釣りでした。昼釣りもいいですね!考えること、情報もたくさんあって非常に勉強になります。また一層釣りにハマった気がします。

家に帰ってボラの内臓とエラを処理し熟成処置しましたが、臭いは全くなくかなり綺麗で美味しそうでした。刺身で食べてみようかな。楽しみですね!

すごくきれいなボラでした。

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