今回は、ホームグラウンドの館山の地磯です。
通いこんでいる洲崎の地磯は南西の風でとても入れるような状況ではないため、南の風が切れる磯を選択しました。
館山の中でも私がよく行く磯は、南と西に面している場所が多く、南西の風となるとかなり厳しくなります。
今回はこれを機に以前偵察した北側に釣り座の取れる磯に挑戦です。
この磯は磯・投げ情報誌2月号に掲載された場所で「坂田の無名磯」という名前で紹介されています。雑誌では、11月中旬に昼から夕方までの釣りで、キビレ、メジナとかなりの数が釣れていましたが、6月のこの時期はどうでしょうか。
まあ、釣れているといってもプロの方々の釣果ですからね笑
さてさて夜の釣果も気になるところですが・・・。
釣りデータ
【釣行時間】16:45~21:00
【水温】ーー℃(すいませんはかり忘れていました)
【コマセ】オキアミ3kg アミエビ1kg 夜釣りパワー白1袋
【付けエサ】オキアミMサイズ 甘エビ
【当日の状況】
釣り場まで
家を11時に出発し、マリンスポット釣吉に到着したのは13時過ぎ。心配だった雨はすでに止んでいました。
しかし、風がかなり強い。この場所で風が強いということは海沿いはもっと強風なはず。予報通り収まるのを祈るしかないですね。
洲崎エリアはお気に入りの磯が多いのですが、強風が吹き荒れやすいのがネックです。
マリンスポット釣吉さんは配合エサ、付けエサの種類も多くかなりおすすめです。値段は普通ですね。
ICを降りてすぐの場所なのと、駐車場も広いので友人とも合流しやすいです。もちろん餌の解凍もお願いできますし、非常に使いやすいお店です。
さて、友人とも合流して釣り場に向かいます。
館山湾沿いの道を車で運転しながら海を見ると、結構白波が立っています。そもそも釣りが成立するのか心配になってきました。
車を走らせること20分。現地に到着です。
磯まで
道沿いからガードレールを超えて、海へ降りていきます。約20mほどでしょうか。かなりの急こう配なので注意が必要です。
目印のミラーのガードレールを越えて、崖を下っていきます。人が出入りしているためか轍ができているので迷うことはないですが、6月はかなりの草が多い茂っていて茂みをかき分けながら降りることになってしまいました。雨上がりだったので足元が滑って結構危険です。前回の転倒を思い出します。
海岸に降りると意外に風がない。海も館山湾内にあるためか、うねりもなくていい感じです。
ここから10分ほど歩きます。小さなワンドを超えると「坂田の無名磯」に到着です。
ここは磯投げ情報誌によるとポイントが2つあるそうで、北に面している部分と西側に面している場所が釣り座となります。時折、西から強風が入ってくるので、北側に釣り座を構えます。
釣り開始
北側は、足元から1mほど先に落ち込みがあり、その際を狙うと釣れるそうです。
まずは水深からチェックします。干潮から少し上げてきている状況(潮位40~50cm)で、水深は1.5ヒロ程度でした。かなり浅いですね。
コマセを撒くとフグや小魚のエサ取りが集まってきます。幸いにも小鯖はいませんでしたが、日中はなかなか厳しそうですね。夕マズメに期待します。
とりあえず、タナ1.5ヒロでベタ底狙いとし、Bのウキで挑戦します。
2~3mの波でうねりをともなうと非常に厳しい予報でしたが、そこまで波はありません。しかし、風がどんどん強くなってきました。
南側には低いですが山があるのである程度風を切ってくれているはずなのですが、風が回り込んでくるからなのか、たまに正面からも強風が入ってきます。うーんやりにくい。
たまにウキに反応はありますが、掛かるのはフグばかり。エサ取りが多すぎて、タナにたどり着く前にエサが取られているようです。
ウキを3Bに変更し、ガン玉3Bを打って一気に底までエサを落としエサ取り網を突破する作戦に変更します。
すると効果があったのか、たまにエサが残るようになってきました。
時間も18時を回ったのでそろそろ来そうだなと思った瞬間、ウキがじわーっと沈んでいき、竿を立てると小気味良い引き!これはメジナだ。
サイズはそこまでないようですが、普段使わない1.25竿なので慎重にやり取りし無事に釣りあげました。
サイズを測ると30cmの口太です。大きくないですが嬉しい。
とりあえずキープするため、キーパーに海水を入れていると、友人も魚を掛けたようです。
これは地合いが来ましたね。すぐにでも再開したいのですが、かなり苦戦しているようなのでタモ入れを手伝います。が、なかなか浮いてきません。
やっと姿を見せると大きなクロダイです。うわ、いいなあ。無事にネットインできました。人の魚のタモ入れって緊張しますよね。自分のミスでバラしとかしたくないし笑
サイズを測るとなんと42cm。立派なクロダイです。
少し悔しいですが、私の自作ウキで釣ってくれたのでそこは満足です笑
あたりも暗くなってきたので自作ウキにミライトを差し込みます。友人はミライトの青を試していましたが、光が弱くとても使えるものではありませんでした。初期不良かな?
赤と緑を使ったことがありますが、やはり赤が一番使いやすいですね。ただ、最近値上がりしてますよねえ。昔は200円台で買えたのに最近は400円台と倍です。これ以上値上がりならケミホタルも検討しないとな。近い場所なら十分見えますし、状況に応じて使い分けしても良いかもしれません。
ここで、夜釣り用のタックル(3号竿)に変更します。竿を準備していると、またしても友人が魚を掛けています。
さっきよりもあっさりとネットインできましたが、ギリギリ40cm満たない39cmの口太でした。友人は満足そう。私は逆に焦ります。
いよいよ真っ暗になり風も収まってきました。
甘エビ1匹を針に豪快に掛けて、左側の根の際を流してみました。
と、ウキがすーっと海面から沈んでいきます。
一呼吸おいて竿を立てるとかなりの重量感!やった大物だ!
やっぱり夜は甘エビだよな~と竿を立ててやり取りしていると急に軽くなり、痛恨のばらしです。
泣きそうになりながらハリスを確認すると、ハリスから切られていました。
今回は道糸6号にハリス5号とかなりの太字掛けでしたがこれでもダメなのか・・・。しかも仕掛けを交換したばかりだったので、ハリスが傷ついているわけでもありません。そろそろワンランク上のタックルも用意した方がいいかもしれませんね。
バラシは悔しいですが、大物もいるようなので俄然やる気が出てきます。潮も満ちてきたのでタナを調整し再開します。
しかし、そこからピタリとあたりが無くなりました。風もないので気分転換に西側の釣り座に移動します。ここは沖までミゾが走っているので、ミゾの中を狙うイメージでウキを流しますが、暗くなってから始めてもやはりよくわかりませんね。
日中に見ていた記憶を頼りにウキを流しますが、根掛かりしてしまいました。タナを調整したり、コマセをドカ撒きしたり色々とチャレンジしますが、ついにコマセもなくなり終了です。
私は30cm口太のみの釣果でした。友人は42cmクロダイと39cm口太です。差が大きい笑
ですが、5号ハリスを切る魚がいたりと、夜の磯釣りのポテンシャルはかなり高そうだと思いました。今回は21時で終了しましたが、時間をかけてじっくりと朝まで狙いたい場所ですね。
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