2024年に入ってまだメジナ釣れていない人いますか? はい、私です。
ということで、今回は新規場所でメジナを狙ってみることにしました。場所は、そうあの有名な「小湊の磯」です!
釣り雑誌でたまに紹介されている鴨川の有名な磯で、前から行きたいなと思っていたのですが、ウェーダー必須の場所ということもあり二の足を踏んでいました。
特に夜磯が熱いらしく、シマアジも釣れることもあるのだとか。すごすぎる。。。
初見でウェーダー必須の場所に夜釣りに行くのはかなりハードルが高かったので、まずは日中に潮位が下がる2/28に行くことにしました。
ところが・・・会場の低気圧により相当な波(3m越)との予報。ちょっと釣りになる波じゃありません。もしダメだったら洲崎(こちらは波があまりなし。)に転戦すればいいし、とりあえず現地が見たいと思い向かってみることにしました。
釣りデータ
【時間】10:30-12:00
【水温】そういえば測定忘れてました。すみません。
【コマセ】オキアミ3kg、アミエビ1kg、グレパン
【付けエサ】オキアミL、甘エビ
【当日の状況】
釣り場まで
鴨川方面で釣りをしたことがないので、釣り餌をどこで調達するか悩みましたが、検索すると「アタック5」というお店が24時間営業しているようです。ここで餌の解凍予約をしてみました。
君津ICを降りて山間を進むこと約40分。鴨川のアタック5に到着。いつもの洲崎と所要時間は大差ありませんが、高速代はかなり安い。これはアリだな・・・。
アタック5はヤックスというドラッグストアと併設されているお店です。
オキアミ3kgの値段も税別で980円となかなか良心的ですね。コマセを作るケース等は置いていないのでそこは注意が必要です。ドラッグストアも24時間営業なので軽食や飲み物も購入できちゃうのがポイント高いですね。
うーん。鴨川方面の釣り、なかなか良い!
アタック5から小湊へ向かいます。途中、鴨川シーワールドを横目に海沿いを進んでいきます。おぉ綺麗なサーフだなあ。って、波たかっ!サーファーの3倍ほどのビッグウェーブがww
サーフィンにはいいかもしれませんが、これ釣りになるかなあ汗 不安になりながらも15分ほどで小湊漁港に到着しました。
港から小湊の磯へは綺麗に整備された遊歩道を歩いていくようですね。まだまだ潮が高いので磯に入ることはできないのですが、様子を見るために向かってみることにしました。
そこまでうねりはないなあ。でも風がかなり強い。まだまだ潮が高いからか、遊歩道にもたまに波が被ってきます。
しばらく歩くと小弁天が見えてきました。
まだまだ潮位が高いので、磯に渡れそうにないですね。小弁天周辺は大きなうねりはありません。
大弁天付近を見ると、小弁天周辺と違い、大きなうねりが周期的に入っています。磯もガンガン波をかぶっていますなー。大弁天は無理だな。人も誰もいません。
波が3mの予報ですが、この時点ではそこまで荒れているようには感じません。予報のせいかほかの釣り人もいないですね。友人が到着するまで一旦車に戻って待機することにしました。
時折吹く突風で車がガタガタ揺れます。波に風とかなりの悪条件。ただ、北風なので小湊の磯だとある程度シャットできるのと弱まる予報もでているので、やれなくはなさそう。
問題は波ですが、見た感じは3mもあるように見えません。よし、折角なのでやってみるか!
友人と合流し準備をして磯に向かってみました。
初ウェーディング
目指すは広瀬台という磯です。時間は10時前で潮位も80cmほど。先ほどとは違いかなり磯が露出してきています。これは渡れそうだ。
記念碑のある場所から海に降りて、小弁天の手前から広瀬台に向かいます。
かなり浅くなっているな。大体ヒザくらいの水深だけど、ちょっと深いところは股下くらいかな?特に問題なく広瀬台に到着。
今季初メジナ!
広瀬台はかなり広い磯です。6~8人くらいは入れそう。
あらかじめ狙う予定だったポイントの溝を見てみると、8時頃の確認した状況より、かなり大きなうねりが入っていきています。これ以上荒れたら撤収かな。結構怖い。
なので、波が這い上がってこない溝の一番奥を釣り座にして釣りを開始します。
溝には定期的に大きなうねりとともに波が入ってくる状態。まさに洗濯機ですな。非常にやりにくい。。。
波が落ち着いたら仕掛けを入れるような感じで、じっくりとは狙うことができない状態です。
波→ウキ投入→次の波が来る前に仕掛回収 という流れで釣り開始です。
アタリはありませんが、エサはポツポツ取られますな。こんなに荒れているのにエサ取りがいるのか💦
30分ほど経過しましたが、アタリはありません。と、隣に釣り座を取った同行者が竿を曲げています。おっいいね。上がってきたのは綺麗な尾長メジナです。足裏サイズだね。すばらしい。
ミゾの奥よりもミゾの入り口に魚がいるようですね。なので、うねりが怖いですが少し海側に移動しました。
すると3投目。ウキがひゅんと海に沈みます。合わせると魚だ!おぉ・・・ついにメジナ! でも小さい笑
手のひらサイズですねー。だけど今季初メジナなのでうれしい!
いいぞいいぞー。小さすぎるのでさすがにリリース。
ふと見ると、広瀬台の海側の磯部分が完全に露出しています。ウネリでたまに波が這い上がってきてるけど、その波も足首辺りまでなのでやれそうだな・・・。魚も海寄りにいるみたいだし。
同行者と相談した結果、海側の磯に移動することにしました。
大自然の脅威
さすがに先端は怖いので少し足場が高くなっている中間地点で釣り座を取ることに。
海をのぞき込むとかなり深いのがわかります。竿1本くらいは水深ありそうだな。バッカンを一旦置いて、タモを取りに戻りました。
タモを手に取った時、同行者の叫び声が聞こえたので振り返ると、なんと、大きな波で流されそうになった私のバッカンと竿を必死に抑えている同行者の姿が!
うわっ!やばい!慌てて駆け寄ると、ケガはないようですが、バッカンからはコマセの大半が海に流れて、ヒシャク受けも海の藻屑と消えた様です。
いやー大きな事故にならなくてよかった汗
ウネリはないように見えますがたまにデカイ波が来るのか・・・。
しばらく海の状況を見てみるか。うーん大丈夫かな?(本当はこういう時は帰った方が良いです。)
いつでも逃げられるように、高台の近くに釣り座を変えて再開しました。バッカンを足の間に挟み、エサを磯際に投入します。反応なし。付けエサも残りますな。
というか、かなり水深が深そう。水深があるからか、サラシも出ません。かなりやりやすいな。コマセを撒いても魚は見えないので、タナを2ヒロに変えて再度投入してみました。
すると、同行者にアタリが出たようですが針外れ。やはりここにはいるな!
ウキに集中していると、一気にウキが海に引き込まれます。よっしゃ!完璧な合わせ!
・・・ありゃ小さいなコレ。上がってきたのは足裏に行かないくらいの尾長メジナですね。でも魚いるなー!。いいぞいいぞ。
と、ふと沖を見ると今まで見た中でも最大級のウネリが迫ってくるのに気が付きました。これはやばい!
「逃げるよ!」同行者に声を掛けて、バッカンと竿を手に持ち二人でダッシュ!高台までのこり5mほど来たところで波が直撃。ドドドド・・・必死に踏ん張りますが波の勢いがすごい。
太もも辺りまでの大きな波。水圧に転倒しそうになりますが何とか踏ん張って耐えることができました。
バッカンに水が入り残り少ないコマセも流れてしまいました。あ!ヒシャクも流れてる!慌てて回収しようと踏み出した瞬間、磯にくぼみに足を取られて転倒! いってぇ・・・。
なんとかヒシャクを回収できましたが、ヒザ、ヒジと強打する始末。なんとか手に持った竿は折れずに済みました。
二人で安全な場所に避難して一息。時間は12時過ぎとまだ潮は下がる状況ですが、海のうねりが明らかに大きくなってきています。ウーンこれは無理だな。
怪我どころか命の危険も感じるし撤収ですな。短時間の釣行となりましたが、ポテンシャルは感じたのでもう一度挑戦したいですねえ。
帰りは潮も引いており、特に問題なく引き上げられました。次回は大弁天側にも挑戦してみたいですね。できれば夜磯で・・・笑
実入の磯に挑戦
というわけで、小湊の磯を追い出された二人。雑誌に紹介されていた実入の磯に行ってみることにしました。行ったことはないのですが、比較的足場が高いそうで、もしかするとこの波でもできるかもしれません。
アタック5で流された道具やコマセを補充し、海岸沿いにある無料の駐車場から歩いて実入の磯に向かいます。
遠目から見ても結構波が高いですね。大丈夫かなあ。
海沿いを歩き小さな港を越えて小道を抜けると、一見行き止まりの崖があります。雑誌を見るとここを登っていくみたい。
結構、急勾配だなあ。特にロープもないし。道はなんとなくわかるけど、暗いと迷いそう。なんとか崖を登ると木々の合間から実入の磯が見えてきました。
結構波が高い。あ、釣り人が見えますな。釣り座があるといいけれど。今度は急勾配な斜面を下っていきます。そんなに長い行程ではないけど、道が整備されていないので結構危ないですね。
なんとか磯に降り立つと、崖に囲まれてワンドがあり、その奥に実入の磯が見えました。ワンド沿いを歩いていくと引揚げている釣り人とすれ違いました。
状況を聞くと、どんどん波が荒くなっていてかなり厳しい状況のようです。危ないので撤収したそう。やっぱりそうか・・・。どうするかと考えていると、その方は実入の磯に詳しいようで、ワンド内は荒れた場合に釣れることもあるとのこと。
ワンドを見ると、かなり穏やかです。ただ、泥水のような濁りがワンド内に入っていて、これが吉と出るかわからないような状況です。
まあ、今更先ほどの崖を戻る気力もありませんし、覚悟を決めてここでやるしかないですね。
開始時間は15時ごろ。夕マズメ勝負ですね。海は荒れ狂っていますが、正面の少し離れた磯がうまく波を受け止めてくれるので、比較的穏やかでやりやすそうな状況です。ただ、たまにウネリが入ってくるなあ。
よし、ここでやるか。ワンド内は泥水がすごいのですが、反対側の水路と外海に繋がる場所は濁りが入っていないので、ここを狙ってみることにしました。
同行者はあえてワンド内を狙うようですね。
まず、水深を探ってみると、見た目よりも深い。1~1.5ヒロあります。ミゾが結構えぐれているみたいですね。これは夜釣りで釣果出そうな場所だなあ!なかなかいい場所を見つけたぞ。
磯際は海藻が茂っているので、際は狙えませんね。ミゾだと良い感じにウキが流れます。
ワンド内を攻めている同行者に早速あたりがあったみたいですね。おっ期待できそうだ。
すると、ウキがひゅんと沈みます。合わせると一瞬の重みを感じますが針外れ・・・。でもまだ夕マズメには早い時間。ここから集中ですね。
この場所は背面の北側が高い崖に囲まれているとため、今日のような北風を完全にシャットアウトしてくれます。規模は小さいですが、宇佐美のようだな。
ふと崖を見ていると、2頭のイノシシが。
えっこわっ笑
近くには寄ってこなくてすぐに森に消えていきましたが、なかなかの秘境っぷりです。
17時を回りました。そろそろ良い時間帯になってきたぞ。気合を入れないとな。
すると、大きなうねりが目の前の磯を乗り越えワンド内に入って・・・うおっ!やっばい! なんとか回避しましたが、ここからどんどんウネリで波が釣り座に這い上がってくるように。
うわーいい時間なんだけどなあ。ウキもウネリのせいで安定しなくなり、ついにまたバッカンが波にかぶってしまいました。コマセもほとんど流出・・・。
そして海は海鳴りがするほどどんどん激しく荒れている様子。あーこれは無理だなあ。
夕マズメを前にまさかの撤収。ただ、夜釣りにかなりよさそうな場所ですねここ。また、日を改めて来たいですね。
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