館山 洲崎西港遊歩道先の磯(2)釣行記(2023.9.11-12)

釣行記

前回、良い思いをした洲崎西遊歩道先の磯です。今回は友人と二人で夜釣りに挑戦してみました。ここはピトンを打てる穴があるのも前回確認済み。今回は磯ぶっ込み釣りも試してみました。

釣りデータ

【時間】23:30-5:00

【水温】26.5℃

タックル

【フカセ釣り】

3号磯竿 6000番レバーブレーキ 道糸6号(フロート) ハリス5号

【ぶっ込み釣り】

ジグロッド 5000番スピニング PE2号 ハリス14号

【コマセ】オキアミ3kg アミエビ1kg 夜釣りパワー白

【付けエサ】オキアミ2Lサイズ 甘エビ 豆アジ(塩締め)

【当日の状況】

2:39の満潮から下げでかなり食ってきました。
釣果

0:07 メジナ(口太)35センチ<オキアミ>

0:17 メジナ(尾長)28センチ<オキアミ>

2:43 メジナ(口太)32センチ<甘エビ>

2:46 イサキ36センチ<甘エビ>

2:56 イサキ35センチ<甘エビ>

3:09 メジナ(尾長)センチ<甘エビ>

3:26 フエダイ29センチ<甘エビ>

4:06 イサキ35センチ<オキアミ>

4:10 イサキ29センチ<オキアミ>

4:14 イサキ30センチ<オキアミ>

釣り場まで

仕事が終わってからマリンスポット釣吉さんに21時集合しました。やっと夜も涼しくなってきましたねえ。気温は26℃。まだまだ湿度は高いですがいい感じの気候です。

マリンスポット釣吉では、釣り人の釣果の写真が壁に貼られています。コロダイやコショウダイなどの夜磯のターゲットも釣れているようですね。テンションがあがりますね!

今回もオキアミ3kg、アミエビ1kg、配合餌に夜釣りパワー白を選択しました。オキアミと配合餌はあらかじめ混ぜておきます。アミエビは一緒に混ぜず、解凍時の発光を利用した集魚効果を狙ってみることにしました。

となりのコンビニで食料と水を購入してさっそく現地に向かいました。

洲崎西漁港に到着したのは22時45分ごろ。駐車場にはすでに1台車が停まっています。堤防を見ると電気ウキとヘッドライトの光が。夜釣りをされているようです。イサキ狙いでしょうねえ。

洲崎西漁港は小さいですが夜中にイサキが釣れるので釣り人が結構入っているイメージがありますね。漁港とはいえ磯の中に作ったような場所なので、半分磯釣りのように楽しめる良い港です。

我々は背負子を背負って目当ての磯へ向かいます。暗くなってから磯に向かったのは初めてだったので、ちょっと迷ってしまい磯の着いたのは23時10分ごろになってしまいました。

磯から10分ぐらいの距離なので比較的入りやすい磯ですが、真っ暗だとなかなかおっかないですね。今回は2人だったので平気でしたが、一人だと行くのをちょっと考えちゃいますねえ。

真っ暗です。

友人にとっては初めての場所なのでポイントを説明し、結局同じワンド内をそれぞれの釣り座で狙うことにしました。

友人の釣り座です。目の前の離れ根周辺を狙っていきます。
私の釣り座です。かぎ状にワンド内に張り出した磯です。前回と同じ場所ですね。

今回は磯ぶっ込みもやるので、釣り座にピトンを打って準備していきます。海は前回よりも少し波がありますがかなり穏やか。風も軽く背中側から吹いており、比較的涼しくて良い感じです。夜釣りにはもってこいの環境ですね~。

幸先良いスタート

ぶっ込み釣りのエサはスーパーで買った豆アジを塩締めしたものです。フカセで狙わない方向の磯際に豆アジを投入しておき、フカセを開始します。ぶっこみ釣りとフカセ釣りの同時進行と欲張ってみましたw

コマセを足元に打って潮の流れを確認すると、右から左へと穏やかに流れています。まずは、前回よくメジナがヒットした目の前の磯と左奥の磯の間にウキを流してみます。こちら側は余り潮が流れていない感じですね。干潮と満潮の差があまりない時間帯だからかな?

まー仕方がない、まだまだ時間はあるしな。ふと、ぶっ込みの竿を見ると竿先が揺れています。

お?いきなりきたか?じっと確認しているとガンガンと揺れだす竿!慌てて竿を手に取りドラグを締めてしっかり合わせます。

ずしっとした重み!魚だ!・・・そしてふっと軽くなる竿w バレてしまいました・・・。

もう少し待った方がよかったかなと後悔しながら仕掛けを回収します。すると14号のハリスが切られています。うーん?これはウツボだな。ウツボ対策で14号とかなり太くしたのですが駄目でしたね。相当でかいウツボなのかもしれません。

と、友人が「きたっ」と声を上げています。どうやらメジナのようです。なかなかの良型の模様。

私はぶっ込みの仕掛けをセットしなおし、フカセを再開します。

左奥の磯の際を流していくとウキが微妙に浮き沈みします。合わせると餌のみが取られています。餌取りかなあ。

すると友人がまたも竿を曲げています。なかなかでかそう!35センチほどのオジサンでした。いいなあ。ちょっと焦ってきました。

左奥の磯際をあきらめ、目の前の磯の周辺を探ることにしました。磯の左側を狙います。

するとウキがなじんだ瞬間、ズンッとしたアタリ! きたきた。お~そこそこ引きますね。メジナかな?

抜き上げると35センチの口太でした。いやーよかった。

今度は逃さないようにしっかりチャックをします。

活かしバッカンに水を入れてキープします。前回、活かしバッカンの内蓋チャックを締め忘れて逃げ出されてしまったので、今回はしっかり締めます。エアーポンプも新品を1台購入したので2台体制になりました。

再度、同じ場所を狙うとウキがスッと入る小気味良いアタリ!

お、結構走りますね。なんだろ。そこまでは重量感ありません。抜き上げると30センチはいかない尾長でした。うーんお持ち帰りには少し小さいですが、念のためキープします。尾長は美味しいですからね笑

もう少し大きいのが良いですねえ。結局逃がしました。

と、ここで急にアタリが遠のきます。友人もアタリが無くなったようで、別の釣り座を試してみると移動していきました。私も少し釣り座を変えて、前回狙わなかった右手のミゾの際を狙ってみることにしました。

珍客到来

釣り座の右側のミゾは1ヒロ~1.5ヒロの水深です。満潮が近いのでまあまあの深さがありますね。前回来た時に、明るいうちに様子を見ていましたが魚っけは全くありませんでした。ですが、こういう所は夜に魚が入ってきてたりするんですよね。

まずは足元から慎重に狙っていきます。潮は沖から陸に向かっている様子。釣り座からだと左から右の流れです。磯際を広範囲に探れる良い流れですね。

10分ほど流しますが、アタリは全くありません。魚はいないのかな?

ウキが磯際から離れてミゾの中心に流れていった時でした。急にウキがすーっと水の中に沈んでいきます。慌てて合わせると魚の重み!一瞬水面に白い魚体が見えましたが、針外れ・・・。

だー油断してた! え? というか白い魚? なんだろ・・・。

対して引かなかったのでイスズミではありません。気を取り直してコマセを撒きつつ、再度同じ場所を攻めてみます。

すると、またもウキが沈みます。今度は空振り・・・。何やってんだオレ。自己嫌悪になりながらも、もう無理だろうと半ばあきらめつつ、再々度狙っていきます。

すると、今度はしっかりHIT!そんなに引きませんが結構重い。なんだ? 白い魚が上がってきます。

ネズミみたい

抜き上げると、、、、キミでしたか笑 イシガキフグでした。

今まで伊豆大島で釣ったことはありますが、本土では初めて見ました。食べられるみたいですが、可哀そうなのでリリースします。

が、しっかり針掛かりしたようでなかなか外れません。四苦八苦していると怒ったのかどんどん膨らんでいき、まるでハリセンボンのように笑

もう怒ったぞう!

というか、ハリセンボンの仲間らしいですね。なんとか針を外し、リリースできました。しばらく丸いまま海面を浮かんでいましたが、次第にしぼんでいき無事に海中を泳いでいきました。

なかなかタフだな。

イシガキフグはなんでも食ってくる厄介な餌取りですが、まさか館山にもいるとは。温暖化の影響ですかね。なんかやる気が削がれたので右手のミゾの釣りは終了し、元の釣り座に戻ることにしました。

爆釣モード突入

さて、元の釣り座に戻ってフカセ釣りを継続します。時折ブッコミのエサを確認しますが、アジは綺麗なままで全く取られていません。すでに時間は2:30。満潮が2:39なのでもう潮どまりですね。

ここで、エサを甘エビに変えてみました。するとエサが残るようになったので、コマセを撒かずに少し沖を流してみることにしました。さすがに疲れてきたので磯の上に座り竿を少し立ててラインを張り気味で休憩します。

すると元の釣り座に戻ってきた友人が竿を曲げています。えーいいなあ、と思った瞬間

竿にガガッとくる強いアタリ!

ウキを全く見ていなかったですが、ラインを張っていたのでうまく向こう合わせで掛かってくれました。沖の方で掛けたので、目の前の磯の裏に一瞬回り込まれましたが、なんとかこちら側に誘導し抜き上げることに成功しました。

そこそこのサイズの口太ですね。いやーよかった。活かしバッカンに入れて再度沖を攻めてみます。

すると、ウキが抑え込まれるように沈みます。合わせるとこれまたなかなかの引き。手前まで寄せるとおとなしく上がってきました。

おや、イサキですね!しかも35センチほどの良型です。実は今季初イサキ。これは嬉しいですね!俄然テンションが上がります。

友人もイサキを釣り上げていますね。この釣り場は複雑な地形の磯で、潮通しが良いわけではないのでイサキは入ってこないかなと思ってましたが来るんですねえ。嬉しい誤算です。

そこから1投1アタリと連発し、イサキ、中型の尾長も追加できました。地合いですね。

沖での連発が途絶えたので、少し手前の磯と磯の間を流しているとまたもやウキが沈んでいきます。合わせるとまあまあな引き。メジナかな?

フエダイって綺麗な魚ですよね。もう少し大きければ・・・。

抜き上げると色が違います。背中には白い星マーク。やったフエダイだ!

ちょっと小さいですがまさかフエダイが釣れるなんて。良いですねえ!小さいのでリリースしようかと考えましたが、針が喉の奥深くに刺さっています。血も出ているし、申し訳ないけど持ち帰ることにしました。

大物との格闘?

フエダイの針が外れないのでラインをカットし、活かしバッカンに入れた瞬間、ずっと沈黙していたブッコミ竿のリールのドラグ音が突然鳴り響きます。

うお、まじか!慌てて駆け寄り、竿を手に取りドラグを締めて合わせますが、今度は重みを感じることなく外れてしまいました・・・。仕掛けを確認するとまたもやハリスが切られています。さっきと違い少し走っていたのでウツボじゃないかもしれません。

ずっと反応がなかったので完全に油断していました。しかもピトンのそばに置いていた豆アジセットもいつの間にか波にさらわれたのか無くなっていました。残念ですがぶっ込み釣りは強制終了です。

気を取り直して、フカセを再開します。甘エビは使い切ってしまったので残ったオキアミで勝負します。甘エビはハマると色々な魚が食ってくるのでオススメです。餌のバリエーションは大事ですよね。

イサキを掛けた沖側を流してみました。

すると、友人が「あー!切られた!」と悔しそうに。見ると道糸から切られたみたいで、電気ウキが海に浮かんでいます。すると、電気ウキが沈みワンド内をウロウロしだしました。

魚が付いたままですね笑 すると段々私のウキのそばまで寄ってきました。

まさか食ってくるのか!? しばらく私のウキの周りをぐるぐるしていましたが、電気ウキと一緒に沖へと遠ざかっていきました。残念。さすがにそんなにうまくはいきませんね。

後で友人に聞いたところ、根掛かりしたと思ったらいきなり道糸を切られたとのこと。コロダイとかの大物かもしれませんね。やはりここは大物は潜んでいますね。

空はだんだん明るくなってきましたが、沖を流すとイサキが、手前はメジナと地合いは続いていきます。

かなり明るくなってきました。

イサキの群れが入ってきましたね。お互いにどんどん魚を追加していき、ついにコマセを撒ききり夜釣り終了です。

結局、釣った尾長は全て逃がしましたが、リリースを含めると私は全部で10匹、友人は8匹と素晴らしい釣果でした。

こんなに釣れたのは久々です。スケールの上が私、下が友人の釣果です。
複雑な地形なんです。水深も浅いですね。

やはり洲崎西のポテンシャルは半端ないですね。これはしばらく通いたいなあ。大満足の釣行でした!

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