日中の小湊スルルーはサメ3と撃沈。
昼食を取って少し休憩した後、館山の洲崎方面へ向かいます。そう、次のお目当ては「お台場海浜庭園」。洲崎灯台の先のキャンプ場です。ここは料金(1000円)を支払えば、海の直近まで車で入れる場所です。
さーて釣れるかな?
釣りデータ
【時間】17:30-23:00
【水温】21.2℃
【コマセ】オキアミ3kg アミエビ1kg グレパン
【付けエサ】生イキくんL
【当日の状況】
釣り場まで
大洋釣具センターに立ち寄り解凍をお願いしていたオキアミとアミエビを購入。うーん値上がりしていますね^^;館山方面ではマリンスポット釣吉、アタック5、そして大洋釣具餌センターさんの3つを利用していますが、意外に値段が違います。
アタック5安いな~。でもここは量販店なので、できれば個人店を応援したい^^; コマセを作ることもできますし。
さて、コマセを作り洲崎灯台へと向かいます。現地に先に入っている友人の情報によると数日前にワラサの群が入っていたようで、ルアーマンがかなりいるとのこと。混んでいるかなあ。
金曜日の夕方なので結構キャンプ客もいます。いやー相変わらずロケーションいいなあ!テンションが上がります。
釣り人を見るとルアーマンが数人。カゴ師が若干。うん、人は多くないですね。友人もジギングをしていましたが、一度だけアタリがあったもののフックアウトしたそう。
青物も数は回ってきていないようですね。ふむ。さて、何からしようかな~。
夕マズメの釣り
一応、ジギングセットを持ってきたのですが、前半のスルルーのエサの残り(イワシ、キビナゴ)がまだ残っていたので、夕マズメの磯際スルルーに挑戦。
洲崎灯台はかなり磯が低いので磯ブーツだと満潮時に水をかぶってしまうことが多いです。そのため、ここではヒップウェーダー(フェルトスパイク)を愛用しています。ウェーダーよりも軽くてかなり楽ですね。
時間はすでに満潮近く、波が這い上がってくるためスネ辺りまで波をかぶりながら釣り開始です。まずは磯際にイワシを流していきます。
左から右へのかなり早い潮。30分ほど流しましたがエサすら取られません。
よし、スルルーはやめた!笑 時にはあきらめも肝心ですよね。まだイワシは残っていましたがフカセ釣りにチェンジです。
まもなく暗くなるので夜釣り仕様の仕掛けに変更します。
洲崎灯台は「テラス」と呼ばれる場所が外洋に面していて潮通しも良く、石鯛師、カゴ師、上物師、ルアーマン問わず人気のスポットです。
ですが、暗くなると実は誰も入っていないミゾがポイントだったりします。満潮でもミゾの中は1~1.5ヒロ程度の浅場で、明るいうちはフグくらいしかいないのですが、暗くなりコマセを打っていると結構魚が入ってきます。
ただ、洲崎灯台で夜にミゾを狙っている人は少ないですねー。結構釣れるんだけどな笑
ふと沖を見ると夕陽をバックに影になった富士山が見えます。すばらしいロケーションですねえ。
ここ、洲崎海浜庭園は本当にロケーションが最高なんですよね。180°のオーシャンビュー。夜は満天の星空。料金(1000円)はかかりますが、海の近くまで車で入れますし魚も釣れる。まじでオススメです。
仕掛けをミゾに流しているとウキが微妙に沈みます。さっと合わせると来たのはフグ。まだ明るいから仕方ないかあ。
コマセをどんどん撒いていき沖から魚を寄せていきます。さて、いよいよ夕マズメといった時間になってきました。
ウキが抑え込まれるように沈む・・・おっきたか?
グッと合わせるとなかなかの引き!よっしゃ。若干粘られましたが、手前まで寄せて難なく抜き上げます。さて何かな~。
タカノハダイでした。38センチのなかなかの良型。身も厚く、一瞬お持ち帰りも考えましたがリリース(大きいのは美味しいとのこと。今度釣ったら持って帰ろうかな)
よしよし、幸先良いぞ。タカノハダイが釣れるときは潮が動いていないといいますが、確かに満潮の時間。でも魚っけがないよりは全然良いですよね。これからこれから。
辺りはだんだん薄暗くなり、いよいよ夜釣りの時間になってきました。しかし、若干の当て潮でミゾ内に仕掛をキープするのが難しく根掛かりが連発。
タナは1ヒロにしていますが、ポイントがずれると根掛かりしちゃう状況ですね。タナを矢引にするかなあ。でも、ミゾの底を狙いたいんだよなあ。
ふともう1か所のポイントを見ると潮が下がってきたので入れそう。よし、場所を変えるか。
夜釣りの本領発揮
こちらのポイントは外洋に伸びた磯の先端です。先端部分は満潮でも沈みませんが、波があると被ってしまう場所。
今日は波はないけど、たまに大きなうねりが入ってくるなあ。
先端付近はあきらめ、少し陸側に釣り座を取りました。目の前のワンド内に大きなミゾのある地形で、ここも良く釣れるポイント。さっきよりも断然やりやすいですね。移動してきて正解かも。
コマセを利かせて魚が寄ってくるのを待ちます。
開始して15分くらい経過した頃、ウキがスッと沈んでいきます。
竿を立てると、かなり突っ込む良い引き!これは良型のメジナだ!
目の前の根をかわしつつ手前に寄せて抜き上げます。あれ?メジナじゃないぞ。うぉイサキだ!しかもかなりでかい!
なんと40にはギリ届かないイサキでした。このサイズを陸で釣ったのは初めて。嬉しい!腹がパンパン。自己新更新です^^
さーどんどん釣るぞー!と、意気込むもこの後は続かず・・・。イサキは群れで入ることが多いのですが単独で来たのかなあ。いったん休憩し、別の場所で釣っている友人の下へ。
こちらはなにも釣れていない様子。イサキが釣れたことを伝えるとこちらに移動してきました。友人に先ほどの釣り座を譲り、先端付近を狙うことにしました。
さきほどのうねりもなくなり、潮も引いてきたのでかなり穏やかに。釣りやすいですね。ふと後ろを振り返ると満月が出て来ています。ただ、曇りなので月明りはほとんどないですね。風も収まってきて少し暑いくらい。
そして風が収まると現れる虫たち。いやー夜磯って感じだなあ。夜磯は赤ライトが基本ですが、赤の光でも虫が寄ってきています。洲崎灯台はたいてい風が強く、釣りがやりにくい日も多いのですが、風で虫が飛ばされるので快適に釣りができることが多いです。が、今は無風・・・。
程よい風が良いのですが、そううまくはいきませんね。
こっちの釣り座ではエサもしっかり残るくらいアタリがありません。気分転換にスルルーであまったイワシを付けて磯際を流してみました。
すると、ウキがすーっと沈みます。波の影響かな?と様子を見ているとウキが沈んだまま沖に動き出しました。
魚だ!ぐいっと合わせるとなかなかの重量感! うぉ・・・・重いぞ。
引きはさほどありませんが重量感がすごい。なんとか寄せて抜き上げると、なんとでっかいムラソイでした。
こんなに大きいのは初めて!サイズは35cm重さはなんと900g!でっけーーー!
そんなBIGムラソイを見た友人が一言
「ヒキガエルみたい・・・」
うわ、ほんとだ笑 もうヒキガエルにしか見えない^^;
この後、友人にも大きなアタリがありましたがハリス切れ。白い魚だったらしい。白いって・・・イシガキフグ?
ここから、23時くらいまで粘りましたがアタリもなくなり終了です。車に戻り撤収していると朝マズメ青物狙いのアングラーたちがどんどん車で現れてきます。
いやーすごいな。でも青物の群れが入る可能性の高い場所なんですよねー。人気ですなあ。
前半の小湊でのスルルーではサメのみで意気消沈でしたが、洲崎灯台ではそこそこの釣果が出たので満足満足。次回は本格的に朝まで釣りがしたいですねえ。
釣った魚を食す
持ち帰ったイサキとムラソイです。イサキの重さは750gとかなりマッチョです。いやー美味そう!
エラと内臓を取りていねいに水分をふき取った後、キッチンペーパーで包んでビニール袋で真空パック状態にし、熟成させます。
本当は3~4日熟成させたかったのですが、家族の希望もあり二晩で食べることに。
よし、こんなにでかいから刺身だな!熟成が甘いと身がブリブリで旨味が少ないことが多いけど大丈夫かな・・・。まずはイサキから捌いていきます。皮を引くと油べっとり。
これ絶対美味いヤツー!
もう半身は皮をあぶって焼霜造りにします。
お次はムラソイ。さてどうするかなー。イサキより小さいですが、重さはムラソイの方が上です。とにかく太い!
個人的には根魚の刺身はあまり美味しいとは思えないのですが、この体格なら美味しいかも。よし、半身を刺身、残りを煮つけにするか。
捌くとなかなかの身質です。イサキよりも透明感がありませんが、身はしっとりとなかなか美味そう。ただ、もう少し熟成させた方が良かったかもしれません。
しかし、身が厚いな。根魚でこの身の厚さはなかなかだぞ。
出来上がったのがコチラ!
では、イサキの刺身から。これは・・・うまい!口に広がる濃厚な旨味とほのかな甘み。脂が乗っているからかしっかりとした味がありますね。次に焼霜造り。イサキの皮の風味が味わえてこれもなかなか。そもそもイサキは塩焼きが至高だと思っています。
皮に焼きが入ることで風味も増していい感じですね。最高です。
お次はムラソイ。
おっ、もっちりとした歯ごたえ。イサキほどではないですが、しっかりとした旨味が口に広がります。
なお、子供たちはイサキ、奥さんはムラソイが美味しいとのことでした。甲乙つけがたいですが、私はイサキかなー。
そしてムラソイの煮つけです。
火を通すとちょっと身が硬いですね。うん、美味い。ただ、今回はゴボウと長ネギがなかったのでムラソイ単体で煮付けたからか、旨味がメジナの煮付けより少ない気がします。
ゴボウ、長ネギを入れて同じ条件で比べたかったなあ。でもかなりの美味しさでした。子供たちは煮つけの汁をご飯にかけて食べていました笑
ごちそうさまでした!
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