前回、伊豆の宇佐美で口太と尾長の2種類のメジナが釣れたので、同じ料理で食べ比べてみました。
釣った時期は7月。一般的にメジナは美味しくないとされている夏の時期ですが、お味はどうなんでしょうか。刺身で食べてみました。
材料
・口太メジナ(45cm)
・尾長メジナ(39cm)
・大根
・レモン
・大葉
・きゅうり
評価
尾長:★★★★★(絶品)梅雨の尾長は美味しいと言われるわけだ。
口太:★★☆☆☆(イマイチ)ハズレ個体かもしれないが、味がなかった。
調理手順
釣ったその日にエラと内臓は処理済みです。
夜ごはんに食べるので午前中に3枚におろして冷蔵庫で寝かしておきました。
捌いている時に感じたのは、脂のノリの違いです。明らかに尾長の方が脂が乗っています。包丁に脂が付いてきます。
写真だと少しわかりずらいですが、口太は全体的に白っぽいですよね?
白っぽい身質は刺身だと美味しくないことが多いので火を通した方が無難ですが、今回は食べ比べなので仕方ありません。
逆に尾長は透き通った身質で美味しそう!脂もテカっています。
皮目も食べてみたいので、一部を焼霜造りにしていきます。
バーナーで皮をあぶると、皮が縮むのであらかじめ切れ目を入れておきます。
アルミホイルを下に引いてバーナーでしっかりと皮に火を通していきます。
すでにこの時点で口太と尾長に差がでています。見てくださいこの脂の違い。
炙った尾長は脂が滴っています。美味しそう・・・!
身を引き締めるために、氷水に入れて冷やした後、水分をキッチンペーパーでしっかりと拭き取ります。
あらかじめ準備しておいた大根のツマとレモン、大葉を使って盛り付けていきます。
刺身って盛り付けが難しいんですよね・・・。うまく盛り付けられるとすごく美味しそうにみますよね。
まだまだ修行中ですが、こんな感じで盛りつけてみました。
まずは口太メジナの刺身盛り合わせです。
ジャジャーン!
お、なかなか美味しそうですね!これは意外とイケるかも?
次に尾長メジナの刺身盛り合わせです。
デデン!
めっちゃ美味しそう!何が違うんだ・・・。
あ、口太メジナは皮を引くのを失敗してまして、血合いの部分があまり残っていません。それで見た目がイマイチなのかも。
さてさて早速家族全員で食べてみます。
感想
まずは、口太から。
焼霜造りを頂きます。
うん。皮が硬いw 炙りが足りなかったかもしれません。皮の香ばしさはなかなか美味しいですね。
次に背側の刺身を頂きます。
うーん。3日寝かしたのに硬いですね・・・。味も余りありません。
お次はハラミ側の刺身を頂きます。
お、比較的柔らかくてなかなかイケますね。味も少しだけ甘みがあるかな。フムフム。
個体差があるかもしれませんが、やはり夏場の口太は刺身では厳しいですね。45cmと大きな個体でしたが、瘦せていたので脂の乗りもありませんでした。キミとは冬に出会いたかった笑
では、次に尾長いただきます。
まずは焼霜造り。
うわ、美味いな・・・。皮も薄くて食べやすく、焼いた皮の香りと身の甘味が混ざってめちゃくちゃ美味しい。申し訳ないが口太とは全然違いますね。
次に背側の刺身です。
あまーい。うまーい。柔らかーい。いやーまじで美味いっすコレ。くどすぎない甘味ですね。旬は梅雨から夏と言われる理由がわかりますわ。
最後にハラミ側の刺身を。
あー・・・美味い。口の中で甘味が広がります。最高です。
やはり旬の魚は美味しいですね。本土ではなかなか狙って釣れる魚ではありませんが、夏場の尾長は絶品でした。
子供たちも尾長が美味しいと言っていました。だよねー。
奥さんは、どちらも美味しいと言っていました笑
次回は、口太の旬の冬でも比べてみたいですね! 冬にオナガが釣れたらだけど笑
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