最近ハマっています!え、何がって?そう、ウェーディングです。
色々な磯で釣りをしましたが、ウェーダーで入る磯にはほとんど挑戦していませんでした。そもそも夜磯がメインなので、真っ暗な中、水の入るのってどう考えても怖いじゃないですか。実際にかなり危険ですし。
そもそも、夜の磯釣りって結構簡単に釣れちゃうんですよ。なので、ウェーディングまでする必要性を感じていなかったんですね。
ところが、春先は夕方から潮位が大きく下がる潮回りなので、比較的明るい時間帯にウェーダーで渡り、暗くなってから釣りができます。で、実感したのが、やはりウェーダーでしか入れない場所は、釣り人が少ないので場荒れもなく魚影も濃いということですね。当たり前っちゃ当たり前ですがw
なので、今回も友人と二人でウェーディングしてきました!
釣りデータ
【時間】17:30-21:00
【水温】17.6℃
【コマセ】オキアミ3kg アミエビ1kg グレパン
【付けエサ】オキアミL 自家製オキアミハード
【当日の状況】
小湊?いや、禁漁区横の磯だ!
本当は「小湊」にリベンジ予定だったんですよ。で、Xで投稿したところ、「現地を見ないと何ともいえませんが、この波・ウネリだと結構危ないですよ」とのアドバイスを頂きました。いやーこういうアドバイスは非常にありがたいですね。
あまり行き慣れていないので、よく行かれる方のアドバイスは大変参考になります。実際過去に小湊で本当に怖い思いもしましたし。
小湊がダメとなると、ウェーディングできる場所と言えば「禁漁区横の磯」しか知りません。連続にはなるけど行ってみるかー。前回釣れたしね♪
釣り場まで
「マリンスポット釣吉」でコマセを購入し現地に向かいます。到着したのは前回と同じく17時ごろ。曇天で風もほとんど吹いていません。というか結構気温が高い。
禁漁区横の磯は港から見える距離なのですが、遠めに見ても波が高いのがわかりますね。大丈夫かなあ。背負子に荷物をまとめて磯へ向かいます。
途中で現地の方とすれ違い、
現地の方「何釣るの?」
私「メジナでーす」
現地の方「おーがんばってねえ」
との温かい言葉を頂きながらウェーディングポイントに到着しました。潮位は70cmくらいですかね。前回も使用したワンタッチアイゼンをウェーダーに装着します。
実はこのアイゼン、今回同行している友人が昨年から約1年使っています。耐久性を聞いてみると全然壊れないとのことでした。コスパを考えると、安価なゴム底ウェーダー+アイゼンは最強なんじゃないか・・・。
まじで滑らないですからねー。洲崎の磯は砂岩質でツルツルしていて滑りやすく、しかも低い磯が多いので満潮時に水を被ったりと磯靴では対応しきれないことも多いです。私はヒップウェーダーのフェルトスパイクを主体に使っていますが、経年劣化で靴底がヘタると滑ることも多く汗
友人は磯靴を使わずに長靴+ワンタッチアイゼンのスタイルで1年くらいやっていて、すごく良いとは聞いていましたが、実際に使ってみてその良さを実感しました。
こんな靴裏の感じなので海藻とかだと滑りそうなのですが、なぜか滑りません。なんでだろ笑 1,2回の釣行で壊れちゃうならイマイチかもしれませんが、友人は1年以上使っていますからね・・・。まあ海外製なので当たり外れあるかもしれませんがw
さて、二人でアイゼンを装着し水の中に入っていきます。相変わらずポイントがわかりにくい。ロッドケースを持ち上げないと水に浸かってしまうので、両手でロッドケースを掲げて進みます。
すると友人が「なんかこれってさ、戦争映画でよく見るシーンだよね。ロッドケースじゃなくて銃だけど」
ぶはは!こういうシーンか!
思わず爆笑してしまいましたwww このイメージは大袈裟ですが、このくらい浸かっていく感じですね。結構深いんです。
とか、ワイワイやりながらなんとか磯に到着です。今回もルートを誤り危うく深みを通るところでした。結構わかりにくいんですよねー。
ちょっとわかりにくいかもですが、ルートはこんな感じです。もし渡る方は参考にしてください。
ミゾ側の釣り
前回釣った左側のミゾを見てみると、なかなかの荒れ具合。外洋側が高いうねりが時折入ってきてやりにくそうです。荒れていた前回とあまり変わりませんねえ。ただ、予報では暗くなるにつれて波とウネリは収まっていくようです。そこに期待しますか。
まずは1.25号の磯竿でミゾに磯際を狙っていくことにしました。
開始10分ごろ、ウキがすすーッと海に沈みます。合わせると小気味良い引き!
上がってきたのは20センチほどの尾長メジナ。お、幸先良いぞ。小さすぎるのでリリース。
すると、自分よりも陸側で釣り座を取っていた友人も竿を曲げています。上がってきたのは30cmほどの尾長メジナ。おー、いいですねえ。
うねりで少しやりにくいですが、活性自体は高いみたい。水温も17℃と前回よりも4℃も上がっているし。
そしてまたしても竿を曲げている友人、しかもかなりの引きのよう。上がってきたのは35cmほどのタカノハダイw 結構引きますからねえ。
だんだん暗くなってきました。そろそろ夕マズメかな?地合いですな。
すると、さらに友人が竿を曲げている! しかもデカそうだぞ。
と、その時、私のウキが勢いよく沈みます。おっしゃ! 竿を立てて即座に合わせた瞬間
「パァーン!」
え? 何事? 合わせた瞬間道糸から切られてしまった・・・。まじかああああ。
魚の重みを感じることなく一瞬で切られてしまいました。なんだろ・・・道糸が傷ついていたのかな。もしくは超大物?いずれにせよウキごと全てロストです。ガガーン。
一方友人は33cmほどの太った寒メジナ(口太)を釣りあげていました。うらやましすぎる。
さすがに暗くなってきたので、竿を1.25号から3号と夜釣り仕様に変更し、自作ウキにミライトを差し込みます。磯際を流していると小さなあたりが。合わせると小さなカサゴ・・・。
カサゴかー、潮も引いてきているし2ヒロだと深すぎるのかも。タナを1.5ヒロに変えて再度磯際を流していきます。
するとウキが微妙に沈む妙なアタリ。合わせるとなかなかの引き!・・・ですが上がってきたのはタカノハダイでした。やっぱりこいつかー!。
気を取り直して再開。ちょっとアタリが遠のいてきたなあ。微妙にアタリはでるものの針掛かりしない苦しい状況です。磯際を攻めすぎて根掛かりも頻発。くそー。
諦めずに磯際に仕掛けを落としていくと・・・、ウキがすーっと吸い込まれます。合わせると大きくしなる竿!やった!
そこまで大きくなさそうだけど、タカノハダイとは明らかに違う引き。上がってきたのは33cmほどの口太でした。
結構太ってていいね!寒メジナですね。いやーよかった。やっとお持ち帰り確保だ。友人がどんどん釣っていたので内心焦っていました笑
よーしここからだ!と気合を入れなおして再開すると、友人がまた魚を掛けています。おいおいまじか。
なんと上がってきたのは40cmあるなしのクロダイ!お腹もパンパンで乗っ込みクロダイですね。うらやましい。 そしてさらにお持ち帰りサイズのクロソイも追加しています。くそーこっちはまだメジナ1なんだけど笑
と、ここから二人ともアタリが遠のきます。ふと外洋側を見ると波もそんなに高くない様子。よーし前回はだめだったけど、外洋側を開拓してみるか。ダメ元で釣り座を変更してみました。
外洋側での浅場の釣り
外洋側は釣り座から5m位は水深が50cmほどとかなり浅いです。釣り雑誌によると10mから20m先のかけあがりがポイントとのこと。
コマセを引き波に合わせて足元に打ち、魚を寄せていきます。波もあるしどちらかといえばゴロタの釣りに近い感じですね。
釣り雑誌の通り、10mから20mの間に仕掛けを遠投しますが、前回と同じく時折来る大きなウネリに揉まれてじっくり狙うことができません。この波じゃ厳しいのかなあ。
たまにウキが沈みますが、魚のアタリなのか波の影響なのかよくわかりません。でもたまーにエサが取られているんだよなあ。
段々ヤケクソになりコマセをどんどん撒いていきますが、それでもアタリすらありません。
うーん。こんなにコマセを撒いているんだから実は手前にいるんじゃないの?浅場の5mから少し先にウキを投入してみるか。
5m先から少し深くなっているみたいだけど、波が立ちやすくウキも安定しないな・・・。やっぱりだめか。
諦めかけた瞬間、波にもまれて沈んだウキが上がってきません。あれ?
竿を立てるとずしッとした重量感!そしてそのまま横に走り出した!まじか、結構重いぞ!必死に竿を操作しなんとか磯にずり上げて・・・上がってきたのはめちゃくちゃ体格のいい口太でした。
やっぱりコマセが利いて手前まで来てたんだ・・・。あきらめずコマセを打ち続けた甲斐がありました。
めっちゃでかく感じましたがサイズは35cmほど。ただ、身の厚さは半端ないです。これぞ寒メジナという感じ。いやーうれしい! 浅場で釣果を上げたというのが特にうれしいですね。これぞ夜磯という感じです。
友人もこの釣果を見て浅場に移動してきました。そこから二人で30分ほど狙ってみましたがコマセ切れで終了。波がもっと穏やかだったらなあ。じっくり狙いたかった。
二人の釣果はこちら。
水温の安定しない4月にしてはなかなかじゃないですか?「禁漁区横の磯」おすすめです!お気に入りポイント確定だな。夏秋の夜磯だとさらに面白そう!またきたいですね。
釣った魚を食す
持ち帰った2匹のメジナ。エラと内臓を処理していると、2匹とも白子が入っていました。やったー!白子は新鮮さが命ですので、次の日に食べることに。ほかは3日熟成させて食べます。
白子の刺身、半茹で
今回は2匹分なのでこの量です。すごくないですか?いやー楽しみ。
まずは血管等を綺麗に除去し、調理酒を軽くかけて30分ほど放置します。
ネットを見ると新鮮だと生でも白子は食べられるそう。なので、少しだけ刺身(生)にし、あとは茹で時間を20秒(前回は30秒)で調理してみることにしました。
お水と調理酒を1:1の割合で入れて沸騰させます。その間ボウルに氷水を用意。
白子を投入し20秒たったらすぐに上げて、氷水に入れて冷やします。刺身はただブツ切りするだけですね。出来上がったのがコチラ!
まずは刺身から。刺身醤油を付けてパクリ。お、うまい。とろけるほどではないですが、口に白子のうまみが広がります。臭みは一切ありませんね。
次にポン酢で頂くか。パクリ。美味しい。・・・でも火を通した方がいいかも。生な感じがなんか怖いw 日本酒との相性は相変わらず抜群ですね。
半茹での白子はどうかな・・・。うぉめっちゃ美味しい!ほどよくとろける触感が最高です。20秒加熱が最適解だったかも。相変わらずポン酢との相性が抜群ですね。いやーまじで美味いなあ。
これぞ釣り人の特権ですね。
刺身と煮つけ
これは前回と同じレシピなので詳細は割愛。
刺身は美味しいんですが、正直前回より劣るかな・・・。白子に旨味を取られてしまったのかも。
煮付けは安定のおいしさですね。最後に煮汁を煮詰めてとろみを出してから全体にかけるのですが、今回は煮詰めが余ったせいかさっぱりした仕上げになりました。まあそれでも美味いですね!
メジナとエビのセビーチェ
刺身の半身をセビーチェにしてみました。セビーチェとは南米のカルパッチョですね。カルパッチョと違うのはライムとハラペーニョを入れるところですね。ハラペーニョは売っていなかったので青唐辛子で代用しました。
一緒に入れたのはエビ、トマト、アボガド、タマネギです。刻みニンニクとオリーブオイル、少々の青唐辛子とたっぷりのライムを掛けて混ぜていただきます。
さて、お味は・・・。うん、うまい!ライムの爽やかさとピリッと来る青唐辛子が抜群ですね。夏にコロナビールとかと合わせると最高だろうな。
まあ、メジナの旨味というか料理のおいしさですね!w 夏のメジナとか、旬でない魚はこの食べ方だと美味しく頂けそうですね。
今回も美味しく頂けました!
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