館山 洲崎 洲崎西港遊歩道先の磯(4)2024.4.30(後編)

料理

前編の続きです。

夕マズメに入り潮位が上がってきたので、「禁漁区横の磯」から撤収です。ここは潮位80cmぐらいが限界ですね。この時も少し粘りすぎたため、渡るときは水深が高くなっていてヒヤヒヤしました。あたりが暗いのに水深あるとマジで怖いです。

歩くこと5分。一旦洲崎西漁港に戻り、釣った魚をクーラーボックスに入れて、ウェーダーから磯ブーツに履き替えてコマセを準備します。やはり磯ブーツの方が楽ですねえ。

さて、背負子を背負って、磯に向かいます。時間は19時半頃で既に真っ暗です。

釣りデータ

【時間】20:00-24:00

【水温】18.4℃

タックル

3号磯竿 6000番レバーブレーキ 道糸6号 ハリス4号

【コマセ】オキアミ3kg V9

【付けエサ】自家製オキアミハード コマセのオキアミ+エビシャキ

【当日の状況】

釣り開始

今回の釣り座はコチラです。

まあ、大体いつもここを釣り座に取っています。上のマップでいうと釣り座から左下と真下に見える根の間が基本的に狙う場所ですね。

開始時の潮位は100cmほどでしょうか。23時に満潮で120cmの上げ潮の状況です。ここは結構浅いのでタナは1.5ヒロに設定しました。自作のウキ(2B)にミライトを差し込み完全夜釣り仕様です。ガン玉は針上60cmほどでBを打っています。

コマセを撒きつつ離れ磯の際に仕掛けを入れていきます。

が、反応はなし。「禁漁区横の磯」ではかなりエサ取りも多かったのですが、こっちは全く反応がありません。こんなにも違うのか。

磯際を30分ほど攻めていましたが、まったくエサが取られないので、左下と真下の根の間のさらに沖を流してみることにしました。

20分ほど流した頃でしょうか。不意にウキが沈みアタリが!

あーっ!油断してた!あまりに食いがないのでぼーっとして合わせが遅かったのかすっぽ抜けてしまった。。。

ちくしょー・・・。油断してた自分が悪いので仕方ありませんが、久々の生体反応なので俄然やる気が出てきました。ところが・・・そこからまたもや沈黙します。

エサすら取られない。やっぱりまだ夜釣りには早い時期ということなのか。

ふと、去年にアタリが無かった時に磯の裏に流していたらヒットしたことを思い出しました。よし、狙ってみるか。

左下の磯の右際に仕掛を投入します。すると、潮の流れがあるのか、磯の裏にウキが流れていきます。釣り座を高台に変えて竿を高く上げて道糸が磯に引っ掛からないように注視しながら、ウキを見逃さないようしていると・・・。

普通なら絶対に狙いませんw

ウキが根の際に吸い込まれるように沈みます。グッと合わせる!

あれ、違うこれは根掛かりだ。全く動きません。やっちまった・・・。と思ったその時

グググッ!うわ!やっぱり魚だ!

必死に竿を立てますが、磯の裏に入ってしまったのか、道糸が磯に引っ掛かっていてビクともしません。あちゃーやってしまった・・・。

やっぱり磯の裏になんて流すものじゃありませんね。これは高切れしちゃうかも。ラインのテンションを張った状態だと全然動かないので、バラシを覚悟でいったんベールをオープンにしてテンションを抜くことにしました。

すると、根の際に沈んで光っていた電気ウキが見当たりません。あれ?どこ行った?

もう一度リールを巻き始めると魚の重み!テンションを抜いたせいか磯から離れていたようです。結構デカいぞ。しかし一旦根から引きはがしてしまえばこちらのもの。

道糸が根に擦れていますが、こんな時のために6号巻いているんだぜー。目の前の磯から右回りに誘導し何とか目の前に持ってくることに成功。なかなかの重みを感じますが抜き上げました。

立派なメジナ!37cmありました。

結構デカイ!37センチの口太メジナでした。いやーやっぱり磯の裏にいたか。

だけど、この釣り方はかなりリスクあるなあ・・・。たまたま取れた感満載ですw 高切れしてた可能性もかなり高いと思いますね。運が良かった。

この後、1時間ほど粘りましたがまったく反応がなく終了です。夜釣りには少し時期が早いのかもしれませんねー。ちなみに同行者は釣果ゼロでした。

釣果

22:05 口太メジナ37センチ (オキアミ+エビシャキの2匹付け)

釣った魚を食す

やはり釣った魚を美味しく頂かないとだめですよね。今回は、ボラ、尾長メジナ、口太メジナ、ブダイの4種類です。いやー楽しみだ。

上からブダイ、口太、尾長です。4日熟成ですね。ボラは釣った次の日に調理しました。

ボラの味噌漬け

前回、冬の川下港で釣ったボラは美味しかったので、期待大だったのですが・・・。自宅に帰ってクーラーからボラを取り出すと、なんか妙なにおいがします。臭いというかカルキ臭のような?

内臓とエラを取り出し洗うと匂いは多少無くなりましたが、なんか匂う気がする。一時に気になってしまうとダメですねw なので、味噌漬けにすることに。

ボラを三枚に卸し皮を引いて4~5センチほどの切り身にします。皮を取ると匂いがさらに減った気がしますね。

味噌大さじ3、みりん大さじ1.5、酒大さじ1.5をボールに入れて混ぜて、切り身を入れていきます。冷蔵庫で寝かすこと2日。

魚グリルで焼いて出来上がったのがコチラ!

うん、臭みは味噌のおかげで全然ないですね。美味しい。というか味付けが美味しいw 匂う場合はこれだなー。家族にも結構好評でした。味噌の味が濃すぎるとも言われましたが笑

尾長メジナの塩焼き

30センチほどの尾長メジナです。まーこれは塩焼き一択ですよね。毎回焦げてしまうのを次こそ気を付けないと・・・。

気を付けても焦がしちゃう。味は最高に美味しいです。

間違いのない美味さ。マダイと言っても遜色ありません。

口太メジナのなめろう、刺身、昆布締め

写真を取っていませんが口太には卵巣が入っていました。ただ、前回と違ってそこまで太っていません。寒メジナは終わりかもしれませんね。

3枚におろすとイマイチな身質。これはなめろうにしてみるか。

大葉、ネギ、味噌、ショウガで叩いていきます。出来上がったのがコチラ

これがうまいんです

これは・・・美味い! ねっとりとしたメジナの食感に大葉とネギの爽やかさがベストマッチですね。アジのなめろうのような臭みも一切ありません。家族にも大好評。

ご飯がすすみますね。私は日本酒がすすみました笑

お次は、刺身と昆布締めです。日高昆布に日本酒を振りかけて柔らかくし、その上に刺身を載せていきます。昆布で挟み込み、冷蔵庫で寝かすこと3時間。

味比べしたかったので刺身も少し取っておきました。

出来上がったのがコチラ

少し黄色く変色し、しっとりとした食感に変化。

パクリ。こ、これは・・・。刺身と全然違います。刺身は柔らかく悪く言えば水っぽい。味もそこまでありません。(寒メジナだと刺身でも全然美味しいのですが、この個体はイマイチでした)

ですが、昆布締めは旨味が濃縮されたと言えばわかりやすいでしょうか。水っぽさもなくなり程よいしっとりとした食感でめちゃくちゃ美味しい・・・。

サクの状態で昆布締めしたことはありましたが、正直美味しいとは思えない出来でした。刺身で3時間ほどが丁度よかったんですねえ。いやー良い発見をした。これはリピ確定です。めっちゃ美味しかった!

ブダイの中華蒸し

最後はブダイです。持ち帰ったのは30弱とかなり小さい個体。ブダイは過去に様々な調理で試してきましたが、唐揚げもしくは天ぷら一択だったんですよねえ。

特にから揚げが絶品!魚と鶏肉の間のような触感が唐揚げにベストマッチなんですよね。

煮付けや塩焼きにすると身が非常に硬くなり、味は悪くないのですがゴムのような硬さで正直食べるのがきついレベルでして笑

ただ、今回のは小さいのでもしかすると違うのかな?期待を込めて中華蒸しにしてみました。

頭と鱗を落として軽く塩を振ります。その間に長ネギの緑をフライパンに、白い部分を斜めにカットし白髪ねぎを作っておきます。ショウガは細切りにします。

ブダイからでた水分をふき取り、長ネギの上に載せてショウガの千切りを載せます。

塩を軽く振って、酒大さじ2、水大さじ2を振りかけ蓋をして熱します。

水分がある程度飛ぶくらいまで蒸した後、ブダイを取り出し皿に盛りつけて白髪ねぎをのせた後、全体に軽く醤油をかけます。

フライパンをいったん洗って、ごま油を大さじ3をフライパンに投入し、少し煙が出るくらい油を熱していきます。

アツアツのごま油を白髪ねぎの上にジュワー!とかけたら完成です!

さて、どうでしょうか・・・。硬くなっていなけりゃいいけど。

箸で身をとると柔らかい!えっすごい。いつものゴムマリのような硬さはありません。味はどうかな・・・?

パクリ。口の中で身がホロリとほどけていきます。上品な白身の旨味。えー!めっちゃ美味しいんですけどw 熱したごま油で少し柔らかくなった白髪ねぎと一緒に食うと最高です。いやいや美味いな。ビックリ。

中華蒸しは今までアカハタが最強と思っていたのですが、ブダイもなかなかの旨さですねえ。このくらいのサイズがいいのかもしれません。

唐揚げ以外の選択肢も増えましたね!ごちそうさまでした。

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