【夜磯初心者必見】夜の磯釣りは危険?経験者が教える注意点&安全対策

夜の磯釣り始め方

「夜の磯って危なくない?」「初心者でもできる?」
そんな疑問を持つ釣り人に向けて、この記事では 夜の磯釣り10年以上の経験から、実際に感じた危険性と安全対策 をまとめました。

Xで「夜磯は釣れる」と投稿した際に
「初心者に夜磯を勧めるなんて危険!」
「絶対に無理、やめておけ」
という声を数多く頂きました。

確かに、夜の磯釣りは正しく対策しないと本当に危険 です。

でも、私自身の考えとしては、

安全対策をきちんとすれば、初心者でも夜の磯で釣果を出せる

と感じています。

実際、磯釣り初挑戦の後輩は、夜磯デビュー戦でいきなりコロダイを釣り上げました。
……10年以上通っている私も同じ日に初コロダイだったので、複雑な気持ちになったのは内緒です(笑)

初夜磯デビューの後輩が釣りあげたコロダイです。(私の釣ったコロダイもいます)

ただし、釣れる魅力がある一方で、夜の磯には堤防にはない危険 が潜んでいます。

この記事では、

  • 夜の磯釣りの具体的な危険
  • 私が遭遇した「本当に怖かった実体験」
  • 必須の装備・安全対策

をまとめています。
これから夜の磯に挑戦しようと思っている人は、ぜひ参考にしてください。

夜の磯釣りは危険?実際に起きた4つの恐怖体験

夜磯に通って10年以上の中で、実際に「これは危なかった」と感じた出来事を紹介します。

【危険①】磯は驚くほど滑る

はい、これは夜磯に限ったことではありませんが、磯では岩場で釣りをするので岩場の状況によっては非常に良く滑ります。

私は色々な磯で釣りをしましたが、館山でも特に洲崎周辺の磯はめちゃくちゃ滑ります。砂岩質の磯で凹凸があまりなく、濡れるとツルツルします。そこに藻が生えようものなら尋常じゃなく滑ります。

一度、新たな釣り場を開拓していた時に、日中に車で色々な場所を巡ってたんですね。で、釣りをするわけじゃないし偵察だからと軽装だし大丈夫かなとクロックスのまま磯に入った(今思うと馬鹿ですね笑)んです。

危険そうだったら磯靴に履き替えようかな~と考えていたのですが、ものの見事に転びましたw

調子に乗って歩いていたら滑りました。痛かったー!

いやー痛かった笑 軽装で歩いていたので打撲程度で済みましたが、釣り座や重装備の場合だと、骨折など大きな事故に繋がりかねません。

また、下の写真のように藻が引っ付いている磯も非常に良く滑ります。

写真右下のような藻や海藻が付いている磯は滑ります。

水が濡れている磯は良く滑ると覚えておいてください。転ぶと本当に痛いですよ。

んで、対策ですが、

磯靴を必ず買う!

ソールタイプはフェルトピンがいいですね。できればソールが脱着できるものが良いです。

なぜかというと、磯での釣行を繰り返していると磯靴のソールはどんどん痛んでいき、最終的にはグリップが効かなくなります。

ソールが脱着できないと、靴自体の交換になりますからね。費用もばかになりません。

私がオススメの磯靴はこちらです。赤と黒の二種類。私は赤色を使っています。

ソールはこちらですね。フェルトピンタイプですと、藻でもツルツルの岩場でもがっちりホールドしてくれます。

ただ・・・、見てもわかる通り、値段が高い!笑

ゴアテックスなので、水をかぶっても浸水しませんし、BOAシステムなので、靴の締め付けもダイヤルで回すだけで非常に脱着が便利です。

高級品ですが、私自身は買ってよかったなと思える一品です。

ですが・・・高い笑

初心者には正直かなりハードルが高いですよね^^;

なので、私は磯デビューする友人や後輩にはこちらを勧めています。

このアイゼンは長靴やウェーダーに簡単に装着できます。バンドで止めるだけですが、あら不思議、磯では全く滑りません。

フェルトがないので滑りそうなものなんですが、なぜか全く滑りません。

足の裏にはチェーンでつながれたスパイクがあるのですが、チェーンがある程度遊びがあるので、踏みしめた時にガッチリ岩を掴んでくれるからかもしれません。

でも写真のような平らな岩でも滑らないんだよな~。

私の場合、よくウェーダーに装着しています。

私の友人はもっぱら長靴にアイゼンですね。値段もお手ごろなのでおすすめですよー。

ちなみにこのウェーダーのみで磯を歩いてみたら速攻転びますw ゴム底と濡れた磯はめちゃくちゃ相性悪いので本当に注意してください。

アイゼンですが月1程度の釣行であれば1年は余裕で持ちます。(私は3年使っていますが流石にチェーンが1か所切れてしまいました)磯に入る直前に装着するのが良いですね。装着も簡単です。

難点としては、長時間の釣行でアイゼン付けっぱなしだと、足に負担がかなりかかることです。元々は雪山用ですので、岩場だと衝撃がダイレクトに来るので、長時間だと結構疲れちゃいますね^^;

でも、すべらないので、マジでオススメです。

まずはアイゼンでやってみて、お金に余裕が出来たら磯靴の購入を検討するという流れが財布にも優しくて良いかと思います。

対策

●磯靴を履く。←ただし高い 資金に余裕があるならこっち

●アイゼンを装着する。←安価でオススメ

●藻や海藻が付いている磯、濡れている磯は滑る。むやみに乗らない。

【危険②】ライト切れ=完全な真っ暗闇

夜磯デビューして間もないころの話です。

行きつけの磯がありまして、車から数分で釣り座に行ける非常にお手軽な場所でした。明るいうちに何度も行っており、地形もかなり把握できたので、単独釣行にチャレンジしてみたのです。

風も波もなく、非常に釣りやすい日だったのですが、釣果に恵まれずいつもよりも長い時間粘っていました。

粘りが功を奏したのか、最後にやっとメジナを手にすることができました。

さて、帰るかと釣り具を片付けていたところ、急にヘッドライトが消灯。あたりは真っ暗。

こんなイメージです。これは夜明け前なので明るくなってきている方ですが

そうです。電池切れだったんですね。そこからは大変です。スマホの明かりを頼りになんとか撤収し、暗い中なんとか車にたどり着くことができました。磯から車までが近くて本当に助かりました。

単独釣行でなければ、同行者の助けも借りられたかもしれません。やはり夜磯は何があるかわかりませんからね。よほど慣れないうちは夜磯は複数人で行く方が良いでしょう。

夜釣りにとって、ヘッドライトは必需品です。しかも堤防とは違って街灯もありませんし、ヘッドライトが無くなったら本当に真っ暗になります。

明け方までバッテリーが持って、かつ赤色ライトが搭載されているヘッドライトが全然ないんですよねー。

色々試して、やっと見つけたのがこれでした。

シーボンズのヘッドライトです。

これ、白と赤色の二色かつ、光量の強弱も切り替えられます。つまり4段切り替えです。白のライト強なんてめちゃくちゃ明るいです!

磯場で白ライトはもちろんご法度ですが、磯場までの道のりは当然明るい方が良いですので、このヘッドライトは非常に重宝しています。

あと、意外と赤ライトの強も使い道がありまして。

赤ライト強ですが、結構な明るさなので、根の位置確認に意外と使えるんですよね~。明るいうちに根の位置はある程度把握しておくのですが、どうしても確認したい時、ありません?笑

ただ、注意なのが、赤色は魚に見えないと言われていますが強力な光だと気づかれてしまうようなので、どうしても確認したいときに使うイメージでしょうか。

自分が購入した時は2024年でしたが、当時は3980円でした。値上がりしてますね^^;

1年以上使っていますが、全く壊れませんしかなりお気に入りのヘッドライトです。

ただ、ひとつ弱点が。

最初から付属されているバッテリーですが2600mahとなかなかの容量なのですが、夕方から朝までだとたまに電池切れを起こしてしまうことが。

なので、自分は市販のバッテリー(3400mah)を購入してそちらを使っています。そこからは全く電池切れを起こしていません。

対策

●高容量かつ光量の高いヘッドライトを使う。予備ヘッドライトも

単独釣行は避ける。できるだけ2名以上で釣りに行く。

●明るい時間帯から磯に入って地形を確認しておく。

【危険③】毒魚やウツボでケガをする

これは息子と釣りに行った時でした。

息子はまだ小学生なので夜明けまでの釣りはできません。なので、いつも夕マズメから大体20時くらいまで釣りをしています。

で、この時はメイチダイなど色々な魚が釣れて、私も息子も大満足な釣行だったんですね。

夕マズメに釣れたメイチダイ。めちゃくちゃ美味しい魚です。

で、そろそろ帰ろうか~と言ったタイミングでした。もうすでに19時ごろ。あたりは真っ暗です。

ウキに反応があったので、回収すると針に何か細長い小さな魚が付いています。

ん?餌取りかな、と手でつかもうとして、よく見ると、、、

なんとゴンズイでした^^;

堤防の夜釣りだとたまに釣れますが、磯釣りでは釣ったことがなかったのと、かなり小さかったので、まさかゴンズイとは思わず、うっかり手でそのまま掴んでしまう所でした。

知らない人もいるかもしれませんので紹介しますと

ゴンズイ

ゴンズイは背ビレと胸ビレの毒棘に注意が必要な魚で、刺されると火傷のような強い痛みが続き、水ぶくれになることがあります。毒は死後も残り、2回以上刺されるとアナフィラキシーショックを起こして命の危険にさらされる可能性もあります。

<google AI引用>

場合によってはアナフィラキシーにより生命の危険があるとのこと。やっばいですねー!

夜はそんなに釣れませんが、アイゴも背びれ、胸びれなどに毒のある針があって同じく危険です。

両方に刺されたことのある私の釣りの師匠が言っていましたが、「アイゴは痛いが我慢できなくはない。でもゴンズイは痛み方の質が違う。変な汗が出るからかなりやばい」とのことでした。

小さいのに危険なんですね・・・。

後は、たまに掛かるウツボでしょうか。たまーにオキアミにも食ってくるんですよね。キビナゴとか流している時は大半がウツボということも笑

ウツボもかなり危険です。ダイバーの指を嚙みちぎった、なんていう話も聞くくらいです。持ち釣れたらハリスから切って出来るだけ触らず、海にリリースしてあげましょう。

そういう時のためにフィッシュグリップを持っておくと良いです。

魚を直接手で触らずに、グリップで押さえて針を外すことも可能です。ウツボに関してはかなり暴れるので、無理をせずハリスから切ってリリースが無難ですよ。

対策

●ゴンズイ、アイゴ、ウツボは手で触らない!

針を外すときはフィッシュグリップを活用する。

●ウツボは無理せずハリスから切ってリリース

【危険④】ヌカカ(吸血虫)の総攻撃

夜磯の天敵ともいえるやつら。そうヌカカです笑

皆さん、ヌカカって何かわかりますか? 磯特有の蚊です。蚊というよりはコバエに近いです。

ヌカカ

ヌカカ(糠蚊)は、体長1~2mm程度の非常に小さな吸血性昆虫の総称です。その小ささから網戸を簡単にすり抜けるため、「スケベ虫」や干拓地周辺で多く見られることから「干拓虫」とも呼ばれます。

<GoogleAI引用>

スケベ虫って呼ばれているのかw 初めて知りました。

梅雨時期から秋にかけて、気温が上がると夜磯にはたくさんの羽虫が飛んできます。その中にコイツが紛れ込んでいます。

虫よけスプレーは必須ですが、それでも刺されるときは刺されますw

なので、夏であっても長袖、長ズボン、手にはフィッシュグローブと肌の露出を極力抑えるのが良いですね。

それでも指とか刺されるんですよね~^^; 刺されるとすぐには痒くなりません。翌日くらいから猛烈に痒くなります。場合によっては刺されると5~7日間ほど痒くなることも。

対策として、ヘッドライト白を点灯するとヌカカを含めて大量の羽虫が飛んできますので、赤を付けること。できれば餌を針につけるとき以外は無灯にするとよいです。

後は出来るだけ強力な虫よけスプレーを体中に噴射することですかねー。私はこれを使っています。普通にスーパーにも売っていますね。

対策

●肌を露出させない(長袖、長ズボン、フィッシュグローブ)

●虫よけを必ず付ける。

●ヘッドライトの使用は極力抑える。

あと、風があると羽虫は蹴散らされるので、いなくなりますよ~w

風は釣りにとって敵ですが、虫を蹴散らす効果もあるので、夏などヌカカの最盛期は無風よりかある程度の風のある日を選ぶと良いかもしれません。夜とはいえ夏は暑いですからね。

以上4つの危険事例を紹介しました。いずれも対策できますが、昼の釣りや堤防よりも夜磯が危険なのは間違いありません。

もし、夜磯に興味があったら、しっかりと対策を取ったうえで、まずは複数人で挑戦してみてください。

コメント