こんにちは。さまっとです。
夜の磯釣りは日中にはない魅力がたっぷりです。大物や普段見ない魚も釣ることだって可能です。
皆さんにも是非始めていただきたいところですが・・・
実は、夜の磯釣りは普通の釣りよりもかなり「危険」なんです。
何も準備しないで夜磯に挑戦すると、大怪我どころじゃ済まない可能性だってあります。
今回は、夜磯に挑戦するために最低限必要な装備について紹介したいと思います。この装備がないと夜磯には挑戦してはいけません!必須アイテムとなりますので、しっかり読んで頂ければと思います。
その1:ライフジャケット
ひとつめはライフジャケット(救命胴衣ともいいます)です。夜磯だけでなく釣りには必須のアイテムですね。
もし落水した場合、このライフジャケットが私たちの身を守ってくれます。

腰巻きタイプのライフジャケットは楽そうでいいね!これ使えないかな?

自動膨張式のライフジャケットは磯釣りでは危険ですよ。
ここで注意なのが、自動膨張式(首掛け、腰巻きタイプ)は磯釣りでは使えない、ということを覚えておいてください。

水を感知すると炭酸ガスで自動的に膨らむ仕組み(ライフジャケットなど)を指し、落水時に意識がなくても浮き輪のように体を支えてくれる安全性の高い救命胴衣などで用いられ、手動膨張も可能なタイプが多いです。これにより、泳ぎに自信がない人やパニック状態の人でも確実に浮くことができ、釣りや水上レジャーの必需品となっています。<google AI 引用>
自動膨張式はお手軽ですし、かさ張らないので堤防釣りなどでは便利なアイテムです。しかし、磯釣りにおいては、もし落水した場合、膨張した袋が磯に接触し破けて浮力を失う恐れがあります。
そのため、自動膨張式は使えないということを覚えてください。
ではどのタイプがいいのかといいますと、フカセ釣り用のライフジャケットがおすすめです。
ライフジャケットで検索すると色々なタイプが出てきますが、大まかにレジャー用、ルアー用、フカセ釣り用に分かれます。
実は私、昔はルアーもやっていたので、最初はルアー用のライフジャケットを使っていたんですよね。で、そのまま転用して夜磯でも使っていたのですが、、、

ルアー用のライフジャケットはカッコいいし、これにしようかな!

夜磯で使うならフカセ釣り用がおすすめです。


<左>ルアー用ライフジャケット <右>フカセ釣り用ライフジャケット
<ルアー用ライフジャケットの特徴>
・キャストしやすいように肩や腕回りが動きやすい設計
・収納は最小限かつルアーボックスが収納できるように大きめ
<フカセ釣り・磯釣り用ライフジャケットの特徴>
・体にフィットしたしっかり設計
・フカセ釣り用の小物入れが収納できるポケットがたくさんある
・磯で転倒した時のプロテクター用のクッション入り
正直、ルアー用は夜磯だと「使いにくい!」です。
設計上、体にフィットしないので良くずれます。(直すのが地味にしんどい)夜磯はフカセ釣りのスタイルで釣りをしますので、ルアー用のライフジャケットの収納の少なさとサイズのミスマッチは使いずらかったです・・・。
ちなみに私が今使っているライフジャケットはこれです。
小物入れも充実していますし、体にフィットして非常に使いやすいです。特にお気に入りなのが、真ん中あたりに2つあるパーツホルダー。ここにエサ入れ箱やラインカッターなどをぶら下げることができ、非常に便利です。
収納ポケットも表で6つ、裏に2つとかなりたくさんも付いています。非常に軽く、付け心地も抜群にいいです。
ただし、結構お高いので、安価に済ませたいならこちらでしょうか。
こちらは後輩が着用しています。リミテッドプロに比べてより値段が安い分、簡素な設計ですが、パーツホルダーも1つありますし、収納も多数あって使用に全く問題ないです。
フィット感はリミテッドプロが上回りますが、夜磯の使用には全く問題ありません。
小物の収納用という意味では、非常に便利なアイテムでもあります。間違いなく必須アイテムの一つです。
その2:磯靴またはアイゼン
次は磯釣りに必須アイテムとなっている「磯靴」になります。
磯は、場所によってはめちゃくちゃ滑ります。しかも基本的には岩ですので転倒した場合めちゃくちゃ痛いです。場合によっては骨折とかも・・・。
磯って潮の満ち引きで海に沈んだりする場所ありますよね?ああいう所は藻などが生えていて、そういう所が本当に良く滑るんです。

磯靴にも色々なタイプがありますが、フェルトピンの靴底のタイプがおすすめです。
ピンで岩の凹凸をしっかり掴むとともに、フェルト部分で海藻など滑りやすいところでもガッチリホールドしてくれます。

私が使っている磯靴はコチラです。
厳密にいうと私が持っているのはこれの1つ前のモデルですw
コメントを見ると前作よりも高評価ですね。いいなあ。買おうかな。
この靴はBOAシステムを採用していますので、簡単に靴の着脱ができフィット感も最高です。また、ゴアテックスなので、浸水が全くありません。あ、くるぶしから上に海水が入ったら当然浸水しますよ?笑
さらにこの靴、なんとソールが交換できます!これ、何がいいかというと、フェルトピンのソールって何度も釣りに行っているとドンドン摩耗してくるんですよね。
摩耗するとどんどん滑りやすくなります笑 いや、笑い事じゃないのですが、その場合、新しいソールと交換することで新品の状態に戻れるというわけなんです。これが非常に便利です。
靴自体は消耗していないのに、ソールがダメだからと靴自体を交換って経済的にも良くないですよね!
もちろんソール単体でも販売されています。
こちらのジオロックソール、製品のタイプによっても違うみたいですね。注意が必要です。私の旧型の磯靴ならSOLETYPEは「C」ですね。

ネットだとタイプAの販売がメインですね。タイプCはもしかすると実店舗で取り寄せになるかもしれませんね~。注意が必要ですね。
で、ここまで紹介していてなんですが。
磯靴高いですよね?^^; 私はボーナスで思い切って買ったのですが、よく一緒に行く友人は「高い!」と言って全然買おうとせず。かといって磯は危ない。
で、彼はどうしたかというと・・・
なんと「アイゼン」を購入して長靴に装着しています!

アイゼン?雪山用じゃないの?

アイゼンは長靴やウェーダーに装着すると磯での安定感抜群なんです。
私は基本は磯靴ですが、場所によってはウェーダーやヒップウェーダーを使う場合もあります。そんな時、このアイゼンを着用しています。

写真のウェーダーだと、靴底はゴムなので、このような磯だと一瞬で転びますw
アイゼンの弱点としては、滑り止め効果は抜群なのですが、非常に疲れるという所です。疲れるので本当に滑る場所の手前で履くようにしています。
ちなみにこの写真の時は、まだ滑る磯じゃないとアイゼンを付けずに歩いていたら転びました^^; やっぱり磯は注意が必要です。
耐久性は値段もあり高くはないかもしれません。私はウェーダー時でないと使わないので、年に5~6回の使用と言ったところですが、2年目で裏のチェーンが一か所切れてしまいました。
どうしても、硬い磯と直接にぶつかりますからね。1年以上持つのであれば十分コスパは良いです。
アイゼンは安価ですし、まずはこちらから試してみるのも良いと思います。
その3:ヘッドライト
ヘッドライトは夜磯に必須のアイテムです。
夜の磯は本当に真っ暗です。(満月の時は意外と明るいですが)ヘッドライトがないと本当に何も見えなくなることもあります。
ヘッドライトにも色々のタイプがありますが、夜磯に絶対必要な機能に「赤ライト」があります。
夜磯の釣りは基本的に海中にライトを照らしてはいけません。強い光は当然魚にも見えますし、すぐに逃げてしまいます。
ですが、魚が感知しにくい色があります。それが「赤ライト」になります。実際に赤ライトで海を照らしたときに目の前をデカいクロダイが泳いでいるのを見つけたことがあります。こちらからは見えていましたが、向こうは見えていないのか、悠々と目の前を泳いでいました。
魚は赤色をほとんど見ることができません。これは、水が赤色の光を吸収しやすく、深くなるほど届かなくなることと、多くの魚の目が青や緑の光に反応するように進化しているためで、赤色は水中では黒っぽく見え、魚に気づかれにくい色(カモフラージュ色)になりますが、浅い場所では赤色も届くため、魚種や環境によって見え方や反応が異なります。<GoogleAI引用>
夜の磯釣りでは、ライトなしでは流石に釣りになりません。仕掛けの組みなおしやエサをつけるときなど、どうしてもライトは必要です。その際に必要なのが赤ライトになります。
赤ライトであれば魚に気づかれる可能性が限りなく低くなります。
結論から言いますと、強い赤ライトは魚にも見えます!笑 実際に私と一緒に行く友人は、狩猟用のヘッドライトを持っているのですが、赤ライトの強モードが尋常じゃなく強いです。(なんでそんなのを買ったのか知りませんw)で、赤色の強モードで海を照らしたときに、魚がさっと散ったのを見ました笑
なので、赤ライトと言えど過信はせず、必要最小限に使うのが良いと思います。
夜磯と言えば大物が釣れますが、大物であればあるほど臆病です。(臆病がゆえに長生きし大物になったとも言えます)
人間の気配がすれば一目散に逃げて行ってしまうでしょう。なので、ライトの色を海に照らすとそんな臆病な魚はすぐに逃げてしまいます。光を出来るだけ海に入れないことが釣果を左右しますので、注意してください。
一度でも人間の気配を感じてしまうと、大物はまず釣れないと言ってもおかしくありません。
で、おすすめのヘッドライトですが、こちらになります。
少し値段は高くなるものの、3500mAhの方が絶対良いです。ワンランク下の2600mAhのを私は使っていましたが、夜釣りを朝までのコースだと、途中でバッテリー切れを起こします。(そのため、別にバッテリーを購入したほどです)
なのでこちらの3500mAhをお勧めします。
こちらのヘッドライトは日本製ですし、白ライト、赤ライトともに強弱の2モードが付いています。白の強はかなり強い光ですので、暗い夜道でも怖くありません。
1年以上使っていますが、壊れることもなく耐久性も抜群です。
過去に中華製の安いヘッドライトを使っていましたが、完全防水とうたっていた割にすぐに壊れてしまいました。
少しお値段が張りますが、釣りで長く使いたいというのであれば、こちらのライトが本当にオススメです。
その4:フィッシュグローブ
夜磯に関係なく、フィッシュグローブも身を守るために必須です。
魚を釣った時、針を外すときにどうしても魚を掴みますよね?メジナなどは背びれのトゲが意外に鋭く、手のひらによく刺さります。
フィッシュグローブを付けているとある程度はトゲから身を守ってくれます。
また、磯によっては岩を手でつかんだりすることもありますし、夏は逆に虫(やぶ蚊やヌカカ)から身を守ってくれます。
そのため、フィッシュグローブは必須だと私は考えています。
・魚を掴んだ時に、背びれなどのトゲが手に刺さるのを防ぐ
・岩場などを手でつかむ時に手を切るなどの怪我防止
・肌の露出を抑えて、虫刺されを防止
で、どんなフィッシュグローブが良いのか。
結論から言うと、メーカー製の高いグローブは必要ありませんw
私はネットか、なんだったらワークマンで買ったりします。正直、フィッシュグローブって消耗品なんですよね。結構すぐ破けたりします。
メーカー品であっても、高いヤツであっても同じです。ワンシーズン持つか持たないかというレベルです。
昔は私もメーカー品にこだわって使っていましたが、すぐに破けるので安いのに変えました笑
まだ使って1回くらいなので、耐久性は分かりません。指だしが切り替えられるので、冬場には良いかなと思って試しに買ってみました。
結構いい感じですよ。安いですし。
まとめ
今回は夜磯に必要な「守る」アイテム、つまり装備品についてご紹介しました。
なんでもかんでも高いものを揃えてしまうとお金はいくらあっても足りません。お金をかけるべきポイントは絞り、コスパの良いものも併せて紹介しました。
是非参考にしていただければと思います。


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